
SUPER AUDIO CD / CD PLAYER
Accuphase 「DP-570S」
希望小売価格:792,000円(税込)

DP-570Sは、
DP-570をフル・モデルチェンジ、
上級機種のノウハウ全てを受け継ぎ誕生しました。

アキュフェーズ伝統の技に、
回路・機構面とも先進のテクノロジーを結集、
音に対するこだわりと豊かな感性によって音を練り上げ、
SA-CD/CDやハイレゾ音源など、
あらゆるディジタル・ソースの音楽情報を高品位に再生できます。

高速回転するディスクからデータを読み取るCDプレーヤーは、
振動対策が音質に大きな影響を与えます。

トラバース・メカニズムのモーターが発生する振動と、
トラバース・メカニズムの外部から伝わる振動が共振を起こすと、
大きな振幅の振動が発生します。
本機では強固なシャーシ構造体とするため、
2枚のスチール・プレートの間に樹脂シートを挟むことで、
優れた振動減衰特性を実現した三重構造のボトム・プレートに、
剛性の高いSA-CD/CDドライブを固定することで、
トラバース・メカニズムに外部から伝わる振動を大幅に抑え、
共振を起こりにくくしています。
アキュフェーズではトラバース・メカニズムを共振から守る
緩衝材の素材や形状を研究、
ブチルゴム系高性能『弾性ダンパー』を搭載しました。
本機では4個の『弾性ダンパー』がトラバース・メカニズムを支える
フローティング構造を採用、
対物レンズ・アクチュエーターの振動を抑えます。
この『弾性ダンパー』は外部へ漏れる動作音の削減にも大きな役割を果たし
極めて優れた静寂性を実現しています。


大型ブリッジ・カバーは、
3種類のパーツで2つの空気層を挟んだ5層構造になっており、
遮音性や強度を増すと同時に共振を防いでいます。
このブリッジ・カバーを
ドライブのメカ・ベースに固定することでドライブの強度を上げ、
外部からの振動の影響を防いでいます。
また、ディスクには少なからず偏心や反りがあるため、
高速回転させるとさまざまな振動音や風切り音が発生しますが、
ディスク全体をブリッジ・カバーが覆うことで、
これらの振動音や風切り音が外部に漏れるのを防いでいます。

アルミ・ブロックを削り出して、
硬質アルマイト処理と梨地処理を施し、
ハイエンドSA-CD/CDプレーヤーに相応しい優美で精巧な、
新たに形状を見直した専用ディスク・トレイを造り上げました。
ディスクトレイの形状を見直すことにより、
ディスクが正しい位置にしっかりと収まるようになっています。

このトレイが専用モーターと複数のギアでコントロールされ、
シングル・ステー構造のスチール製ベアリングシャフトにより、
静寂かつスムーズに移動するローディング機構を実現しています。
ディスクを回転させるモーターには、
振動と動作音が極めて小さい
アウター・ローター型ブラシレスDCモーターを採用しました。
本機を構成する全てのパーツを支えるボトムプレートは、
振動減衰特性が特に優れていなければなりません。
本機のボトムプレートは1枚のスチール・プレートではなく、
固有振動周波数の異なる2枚のスチール・プレートで樹脂シートを挟んだ
三重構造を採用しています。

固有振動周波数の異なる2枚のスチール・プレートが、
樹脂シートを挟んでこすれあうことで、
振動エネルギーを摩擦熱に変換し、振動を減衰させます。
また、このボトムプレートには、筐体全体の重心を下げ、
目には見えないわずかな筐体のふらつきを防止する効果もあります。

さらに重心を下げるため、
ボトムプレートの下部にはくぼみを設けて、
SA-CD/CDドライブを可能な限り低い位置に搭載しています。

出力のD/Aコンバーターに、
驚異的な性能・音質を誇る『MDS+』D/Aコンバーターを搭載しました。
『MDS+』(Multiple Delta-Sigma Plus)は、
刄ー(デルタ・シグマ)型D/Aコンバーターを複数個並列接続することで、
大幅な性能改善を図った画期的なコンバーターです。

本機では、4回路の高性能『ハイパーストリーム™DAC』
(ES9028PRO:ESSテクノロジー社製)を並列動作させていますので、
コンバーター1回路の場合に比較し、
ひずみ率、雑音特性、直線性など全体の性能は約2倍に向上します。

『MDS+』の優れた性能を効果的に発揮するために、
DACとI-V変換回路の距離を可能なかぎり短くすることで、
配線パターンでの悪影響を排除しました。
I-V変換回路には、プリアンプC-3900Sにも採用している
主アンプの雑音とひずみを副アンプで打ち消し、
性能を向上させる
低ノイズ・低ひずみ化技術ANCC
(Accuphase Noise and distortion Canceling
Circuit)を搭載しました。
また、パワーアンプA-300の設計思想と同様に、
前段に位置するI-V変換回路の出力電圧を従来よりも大振幅化し、
後段のフィルター・アンプで発生するノイズの影響を相対的に低減することで、
ノイズ性能を更に向上させています。

ディジタル・オーディオ・インターフェースICに、
AK4118A(旭化成エレクトロニクス社製)を採用しました。
このICに搭載された高精度PLL回路は、
従来のICよりジッター量を大幅に削減したマスタークロックを再生し、
DACの変換精度を大幅に改善します。
D/Aコンバーター出力の高周波領域には
必ずイメージ・ノイズが発生するため、
アナログ・フィルター回路で除去する必要があります。

本機のDirect Balanced Filter回路には、
通過域の周波数特性が極めてフラットな
5次のバターワース型LPF(Low Pass Filter)を採用し、
音楽信号に影響を与えないようにイメージ・ノイズを除去します。
また、ライン出力とバランス出力を
同時に2台のプリアンプへ接続しても、お互いに影響しあわないように、
それぞれの出力回路を独立構成としました。

アナログ/ディジタル独立巻線を採用した大型トランスと、
カスタム仕様の高音質平滑フィルター・コンデンサー(15000μF/25V)2個を採用した、
クリーンで安定した電力を供給する強力な電源部を搭載しています。

トップ・プレートには、厚手のアルミ材に
ダーク・ブラウンのアルマイト染色と優美なヘアライン仕上げを施しました。

本機はSACDやCDに加え、
PCなどで音楽ファイルをDVD-R等に記録したデータ・ディスクの再生が可能です。
サンプリング周波数は
DSD信号が5.6MHz、PCM信号は192kHzに対応しています。



アナログ出力端子は、
ライン用RCAタイプとバランス用XLRタイプの2系統を装備しています。
リアパネル側に、バランス出力の極性切替スイッチを装備しています。
ディジタル入力端子は、
HS-LINK(Ver.2対応)、同軸、光、USBの
4系統を装備しています。
USBインターフェイス部を刷新し、
DoP方式では DSD 11.2MHz、
ASIOネイティブ方式においては DSD 22.5MHzを
再生可能となりました。
HS-LINK Ver.2は
オリジナルの高品位ディジタル・インターフェースです。
伝送方式にLVDS(Low Voltage Differential Signaling)を採用し、
DSD信号は5.6MHz/1bit(2ch)、
PCM信号は384kHz/32bit(2ch)の高速伝送が可能です。
HS-LINKケーブルでの接続はSA-CD/CD両信号の演奏が可能です。
OPTICAL、COAXIALでの接続はCDのみの演奏が可能です。


付属しているお客様カードのハガキに記入しお送りすることで、
5年間の保証書が発行されます。


DP-570は、DP-560をフルモデルチェンジ!
DP-750の開発で培ったテクノロジーを惜しみなく投入し、
上級機に迫る性能と音質を実現したSACD/CDプレーヤーです。
高精度なSACD/CDドライブメカと
先進的なMDS+方式D/Aコンバーターを搭載しました。
SACD/CDドライブでは、読み取り精度に大きな影響を与える
対物レンズ・アキュチュエーターの共振についての研究をさらに進め、
共振周波数での振動の伝達を大幅に抑える
ブチルゴム系「弾性ダンパー」の開発に成功しました。
従来機種に比べて、フォーカス方向で約8dB、トラッキング方向で約6dB、
振動の伝達率を減少させています。
弾性ダンパーによって支えられたトラバース・メカニズムは、
ディスクに刻まれた情報を高い精度で読み取ります。

大型ブリッジカバーは
ディスクをスピンドルモーターに固定するための
チャッキング機構を収納するのと同時に、
ブリッジカバーは4mmのアルミプレート、2mmのスチールプレート、
ブリッジ本体の3種類のパーツで2つの空気層を挟んだ5層構造になっており、
遮音性や強度を増すと同時に共振を防いでいます。
ディスクの回転で発生する回転音や風切り音を抑え、
回転機構の存在を感じさせない静寂性を実現しています。
本機のボトムプレートは、1枚のスチールプレートではなく、
固有振動周波数の異なる0.5mm厚と1.6mm厚の2枚のスチールプレートを
0.25mm厚の樹脂シートで挟んだ三重構造を採用しています。
振動エネルギーを摩擦熱に変換し振動を減衰させます。

MDS+方式D/Aコンバーターは、
変換誤差を削減する独創的なD/Aコンバーターです。
高性能DAC:ES9028PRO(ESSテクノロジー社製)を
4回路並列で駆動することで、高い純度のアナログ信号へと変換します。
D/Aコンバーター出力の高周波領域には
必ずイメージ・ノイズが発生するため、
アナログ・フィルター回路で除去する必要があります。
本機のフィルター回路には、
通過域の周波数特性が極めてフラットな
5次のバターワース型LPF(Low Pass Filter)を採用し、
音楽信号に影響を与えないようにイメージ・ノイズを除去します。

アナログ/デジタル独立巻線を採用した大型トランスと、
カスタム仕様の高音質平滑フィルター・コンデンサー(3,300μF/25V)2個を採用した、
クリーンで安定した電力を強力な電源部を搭載しています。
データディスクの再生が可能です。
(DSD:5.6MHz、PCM:192kHz対応)

デジタル入力端子は、
HS-LINK(Ver2対応)、同軸、光、
USB(PCM384kHz/32bit、DSD11.2MHzまで対応)の
4系統を装備しています。
アナログ出力端子は、RCA、XLRの2系統を装備しています。