ESOTERIC

Master Clock Generator


ルビジウム搭載モデル
G-01X

独自の「Master Sound Discrete Clock」搭載 G-01XD

独自の「Master Sound Discrete Clock」搭載 G-05

コンパクトサイズモデル TEAC 「CG-10M

 

クロック精度の参考値
精度誤差精度
一般CDプレーヤー±30〜50ppm 相当クロック搭載約8時間で1秒
K-05 等±3.0ppm 相当クロック搭載約4日間で1秒
K-01XD、K-03XD等
最高級モデル
±0.5ppm 相当クロック搭載約24日間で1秒
「CG-10M」±0.1ppm 相当クロック搭載約120日間で1秒
「G-01XD」「G-05」±0.01ppm 相当クロック搭載約3.28年間で1秒
ルビジウム搭載
「G−01X」
±0.05ppb 相当クロック搭載約657年間で1秒





 

高精度マスタークロック・ジェネレーター

ルビジウム搭載モデル G-01X

希望小売価格:1,650,000円(税込)

 

 




マスタークロック ジェネレーター


全てのデジタルオーディオ機器は、クロック回路を搭載し、
そこで生成するクロック信号を使って回路を動作させています。
マスタークロックジェネレーターは、対応するクロック入力端子を備えた
デジタル機器(トランスポート、D/Aコンバーター、SACDプレーヤー等)
に対して外部からクロックを供給する発振器です。
デジタル機器が内部で生成するクロックよりも、さらに高純度な
クロック信号を供給することで、音質を飛躍的に向上させます。


  • 心臓部に超高精度な発振器を搭載

     極めて高精度な米国製ルビジウム発振器(周波数精度:±0.05ppb=±0.00005ppm)を採用。

    音質と安定度を最優先にし、ESOTERIC専用の品質管理を施したカスタム仕様とすることで、ハイエンドモデルにふさわしい音質を実現しています。 




  • 新設計ワイドレンジ・クロックバッファーアンプ搭載

     
    フラッグシップモデルGrandioso G1の開発成果「ワイドレンジ・クロックバッファーアンプ」を採用し、従来よりも更にワイドレンジに進化。

    高周波特性に優れた高速トランジスターを使ったディスクリート回路は、各出力に独立して搭載し、オーディオ専用発振器として音質の向上に大きく貢献しています。 



  • 「アダプティブ・ゼログラウンド」モード対応

     
    Grandioso G1のエッセンスを投入し、音質に重要な内部のルビジウムユニットからバッファーアンプへの信号送り出しに、クロック出力の基準電位となるグラウンドを常に0Vに保つ「アダプティブ・ゼログラウンド」回路を装備。

    グラウンド電圧の変動によるノイズ(ランダムジッター)防止に効果を発揮するアダプティブモードと通常モードの音質の違いをお好みでお選びいただけます。  

     



  • 余裕の電源供給力を誇る電源部

     新設計「ワイドレンジ・クロックバッファーアンプ」の性能を最大限引き出す新規設計の電源回路を搭載。各出力に独立したバッファーアンプに対し、電源レギュレーターも独立させ、アンプと電源をブロック化することでクリーン&パワフルな駆動を可能にしています。

    電源トランスは、大型トロイダル・トランスをメインとし、デジタル制御部には専用のEIコアトランスを採用した2トランス構成。平滑回路にはコンデンサーを複数組み合わせ、ショットキー・バリア・ダイオードを使うことで高速なデジタル処理にも俊敏に対応し、正確なクロック信号生成に貢献しています。



  • 最大8台の機器にクロックを供給

     10MHz正弦波クロック専用端子4系統を含む最大8台の機器にクロックを供給。端子ごとに出力ON/OFFを切り替えできます。

    A、Bの2系統4出力は、100kHz、10MHz(矩形波)、および基本となる周波数系列(44.1kHz/48kHz)の1、2、4倍から最大512倍(22.5792MHz /24.576MHz)のクロック信号を出力可能で、端子ごとに個別に出力周波数を設定できます。 





  • External 10MHz / 1pps IN装備

     GPS受信機などを外部入力端子に接続し、10MHzまたは1ppsの基準信号を外部から入力することもできます。

    衛星から受信した、より中心周波数精度の高いクロックに内蔵ルビジウムユニットを同期させ、オーディオ機器側に対しては外部GPS受信機内蔵の水晶発振器よりも安定性の高いルビジウム発振をおこなうことができ、高精度GPSシステムのメリットを最大限に活かせます。 



  • ESOTERICオリジナルの金メッキBNC端子装備

     確実なコンタクトを実現する真鍮削り出しのESOTERICオリジナルBNC端子を採用。ハイエンドケーブルの取り付けにも余裕を持って対応し、伝送ロスを極限まで抑えています。 



  • 内蔵ルビジウムユニットのプリヒート機能

     電源ボタンをOFFにしたときにシステムを完全にシャットダウンするモード、内蔵ルビジウムユニットの通電のみ継続する推奨のプリヒートモードが選べます。常時ルビジウムを暖機することで、電源投入から本来の性能を発揮するまでの待ち時間を短縮できます。



  • シャーシ コンストラクション

     ルビジウムユニットは、高精度ゆえに外部振動の影響を受けやすく、デリケートです。そのため、シャーシコンストラクションも特別の配慮を行い、振動のコントロールを徹底しています。

    各コンポーネントを固定するボトムシャーシは、スリット構造を採用し、各コンポーネントの相互干渉を最小としています。また、剛性の高い重量級肉厚アルミパネル・エンクロージャー、ESOTERIC独自のピンポイントフット(特許第4075477号)により、外部からの振動の影響を極小としています。 

  • 有機ELディスプレイ採用

     最先端デジタル機器に相応しい滑らかで美しい表示を誇ります。 




     

  •  

    <G-01X の主な仕様>
    クロック出力端子
    クロック出力端子[CLOCK OUT]

    44.1kHz系列 44.1/88.2/
    176.4/352.8/705.6kHz
    1.4112/2.8224/5.6448/
    11.2896/22.5792MHz

    48kHz系列 48/96/192/384/768kHz 1.536/3.072/6.144/12.288/24.576MHz

    共通 100kHz、10MHz

    BNC端子 4

    出力レベル 矩形波(TTLレベル/75Ω)

     
    10MHz出力端子
    10MHz
    BNC端子 4
    出力レベル サイン波 0.5±0.1Vrms/50Ω


    Rubidium
    発振器

    クロック安定時間 約10分
    (電源オンから発振器安定まで)

    周波数安定度 ±0.1ppb以内
    (-20°C〜+65°C)

    周波数精度 ±0.05ppb以内
    (出荷時)(ppb=10−9)


    基準周波数入力
    入力周波数
    1ppsモード 1pps信号(GPS精度以上)
    10Mモード 10MHz(GPS精度以上)

    BNC端子 1

    入力レベル
    10MHz
    サイン波:0.5〜1.0Vrms/50Ω
    矩形波:TTLレベル/10kΩ

    1pps信号 正パルス:TTLレベル/10kΩ


    電源
    AC 100V、50/60Hz

    消費電力
    72W(ウォームアップ時)、29W(安定時)

    寸法、質量
    445(W)x131(H)x359(D)mm、 約13.3kg

    ※仕様および外観は改善のため予告なく変更する場合があります。

     

     

     

     

     

     


    ESOTERIC


    マスタークロック・ジェネレーター
    「G-01XD」



    希望小売価格:1,320,000円(税込)


     

    G-01XDは、

    デジタルプレーヤーの音楽表現力の向上を目指して開発された

    ESOTERIC独自のOCXOクロック・モジュール

    「Master Sound Discrete Clock」を搭載した

    マスタークロックジェネレーターです。

     

     

     「Master Sound Discrete Clock」は、

     核となる「ESOTERIC SC1」クリスタルをはじめ、高精度を実現する温度制御回路、

    そのプログラムに至るまで、すべてを自社開発で完結させた、

    いわば音楽再生専用のマニュファクチュール・OCXO・クロック・モジュールです。

    細部に至るまで徹底したこだわりを注ぎ、

    従来は汎用モジュールとしてパッケージ化されていたクリスタル発振回路を

    独自のディスクリート回路とすることで、

    よりエンジニアの理想に近い音色のカスタマイズを可能とし、

    音楽表現の質的な向上を図っています。

    ※ OCXO = Oven Controlled Crystal Oscillator

     

     

    「Master Sound Discrete Clock」は、

    発振回路から核となるクリスタル発振子に至るまで、完全なカスタムメイドです。

    クリスタルは、音色が素直で、位相雑音が少なく、

    高度な温度制御システムとの組み合わせで抜群の安定性を誇ります。

    クリスタルは、振動することでクロック信号を生成するため、

    マテリアルの物理特性と音質には深い相関関係があります。

    サイズの大きいクリスタルは振動自体が大きく、

    回路上の抵抗が大きくても発振余裕度が高く、振動自体が安定します。

     

    そのため、製造プロセス、カット形状、サイズなど、細部に至るまで吟味し、

    音質上、理想的な電気物理特性を備えた発振子を追及。

    航空宇宙産業用に開発された信頼性の高いクリスタルをベースに

    音楽再生専用のクリスタル「SC1」を完成させました。

    素材の水晶は、ゆっくり長い時間を掛けて成長させ、

    SCカット(Stress Compensated Cut)を採用。

    振動を最適に制御するため、量産品としては最大クラスのサイズを誇り、

    中心周波数変動が厳密に規格内のものを厳選して採用しています。

     

     

    クリスタルは、温度の影響で周波数精度が変わるため、

    クロックの高精度を維持するために最も重要なのが温度制御です。

    クリスタルのパフォーマンスを最大に発揮させるためのトータル温度制御システムが、

    ESOTERIC独自の「Master Sound TC※」です。

     

    ハードウェアのみならず、その制御ソフトウェアまで、自社製にこだわり、

    Master Sound Discrete Clockは極限の性能を追求しています。

    一般的なOCXOでは、クリスタルを高温に保たれたオーブンに収納し、

    一定の温度で管理しています。

     

    しかしながら、クリスタルは、最も安定する温度が個々に異なるため、

    Master Sound TCシステムにおいては、ひとつひとつのクリスタルが、

    常に適温で安定した性能を発揮できるよう、

    個体別のカスタムプログラムでオーブンの温度を制御します。

    これにより音楽性に優れた、極めてナチュラルでピュアなクロックを出力します。

    ※ TC = 温度制御(Thermo-Control)

    <Master Sound TC  キャリブレーション・プロセス>

    SC1クリスタルは、

    製造時にひとつひとつ温度特性を測定し、個別の特性シートが作成されます。

    SC1をモジュールに組み込み、このシートを元に、最も発振が安定する環境温度に合わせて、

    オーブンのマイコン制御プログラムを個別にカスタマイズしていきます。

    この一連のプロセスを一台一台、エージングも含めて入念におこなっています。

     

     

    オーブン内の温度を均一に保つヒーターもESOTERICのこだわりを凝縮しました。

    一般的なモジュールのヒーターは、オーブン内の温度の下降/上昇に連動して、

    オン/オフを繰り返す制御がされていますが、

    Master Sound Discrete Clockにおいては、

    128ステップの多段階制御ヒーターによりきめ細かな温度制御を行うとともに、

    ヒーターのオン/オフ時の電流変動による発振回路への悪影響を排除しています。

     

    すべての回路がディスクリート化されたMaster Sound Discrete Clockは、

    電源整流回路も発振回路、バッファーアンプ、ヒーター、制御回路の4系統を独立させています。

    発振回路とバッファーアンプは、クロック信号の瞬発力と純度の高さを保つため、

    大型のトロイダル電源トランスを採用しました。

    ヒーターと制御回路は、EIコアトランスを採用し、

    回路ブロック同士の相互干渉を避けることで、高音質化を図っています。

     

     

    出力バッファーアンプには、プリアンプGrandioso C1Xで定評の

    「ESOTERIC-HCLD」バッファー回路を搭載。

    強力な電流伝送能力と、180MHzのワイドレンジな特性を活かし、

    ピュアな10MHzサイン波をパワフルに伝送します。

     

    10MHzサイン波クロック出力端子を4系統装備。

    背面のトグルスイッチで、出力端子ごとに「ノーマルモード」と

    基準電位となるグラウンドを常に0Vにドライブする

    「アダプティブ・ゼログラウンド」モードを切り替えでき、

    音質の違いをお好みでお選びいただけます。

     

     

    重要な内部配線には、音質を吟味したこだわりのカスタム同軸ケーブルを採用。

    コネクターにはMIL規格準拠の金メッキSMAコネクター、

    正確にインピーダンス=50Ωを整合させた金メッキBNC端子を採用し、

    伝送の信頼性を高め、ロスを抑えています。

     

     

    シャーシコンストラクションも、

    振動にデリケートなマスタークロック向けに特別の配慮を行いました。

    フロント、サイドパネルは、重量級の肉厚アルミニウムを採用し、外部からの振動を抑えます。

    シャーシ内部のMaster Sound Discrete Clockモジュールは

    ネジを使わずに自重でシャーシ内に接地させ、

    ESOTERIC独自のピンポイントフット(特許第4075477号、第3778108号)は、

    フット本体をボトムシャーシにねじ止めせず、

    設置時にシャーシの自重で固定される構造を採用。

     

    クロック・モジュールやピンポイントフットの固定用ネジを無くし、

    これら振動に敏感なコンポーネントへのねじ止めによる応力集中を避けることで

    自然な振動減衰効果が得られ、優れた音質を得ることができます。

    また、トップパネルは、ネジで締め付けないセミフローティング構造にすることで、

    伸びやかで開放感のあるサウンドを引き出します。

     

     

    <G-01XD 仕様>

    クロック出力 出力周波数 10MHz

    周波数精度 ±0.01ppm以内(出荷時)

    出力端子 BNC × 4

    出力レベル サイン波 0.5 ±0.1Vrms / 50Ω

     

     電源 AC 100V, 50/60Hz

    消費電力 15W(安定時)

    外形寸法(W×H×D) 445 × 131 × 360mm(突起部含む)

    質量 12.8kg

     

    付属品 電源コード × 1 フェルト × 3 取扱説明書 × 1 ご愛用者カード × 1

     

     

    10MHzクロック入力 対応機器一覧 (2024年2月現在)

    アナログターンテーブル

    Grandioso T1

     

    スーパーオーディオCD/CDトランスポート D/Aコンバーター

    Grandioso P1/D1、P1X/D1X, P1X SE/

    D1X SE P-02/D-02、P-02X/D-02X P-05X/D-05X

     

    スーパーオーディオCD/CDプレーヤー

    Grandioso K1、K1X, K1X SE K-01、K-01X、K-01Xs、K-01XD

    K-03、K-03X、K-03Xs、K-03XD K-05、K-05X、K-05Xs、K-05XD K-07、K-07X、K-07Xs

     

    ネットワークプレーヤー ネットワークトランスポート

    N-01、N-01XD, N-01XD SE N-03T(RCA/XLR出力時のみ使用可能) N-05、N-05XD

     

     

     

     

     

     



    ESOTERIC


    マスタークロック・ジェネレーター
    「G-05」



    シルバーカラー 希望小売価格:495,000円(税込)

    ブラックカラー 希望小売価格:517,000円(税込)

      

    完全自社開発のクロック・モジュール「Master Sound Discrete Clock」搭載。

    G-05に搭載された「Master Sound Discrete Clock」は、

    採用するクリスタル発振子の選定をはじめ、

    高精度を実現する温度制御回路、その制御プログラムまでを

    自社開発のディスクリート回路で完結させた、

    音楽再生専用のマニュファクチュール・OCXO・クロック・モジュールです。

    細部に至るまで徹底したこだわりを注ぎ、

    従来は汎用モジュールとしてパッケージ化されていたクリスタル発振回路を

    独自のディスクリート回路とすることで、

    よりエンジニアの理想に近い音色のカスタマイズを可能とし、

    音楽表現の質的な向上を図っています。

     

     

     

    クリスタルクロックは、音色が素直で、位相雑音が少なく、

    高度な温度制御システムとの組み合わせで優れた安定性を誇ります。

    クリスタル発振子は、振動することでクロック信号を生成するため、

    マテリアルの物理特性と音質には深い相関関係があります。

    サイズの大きいクリスタルは振動自体が大きく、

    回路上の抵抗が大きくても発振余裕度が高く、振動が安定します。

     

    G-05は、理想的な電気物理特性を備えた

    大型カスタムクリスタル発振子「ESOTERIC SXT-03」を搭載しています。

    原料となる水晶をゆっくり長い時間を掛けて成長させ、

    温度特性に優れたSCカット(Stress Compensated Cut)を採用。

    製造プロセスも細部に至るまで吟味し、

    中心周波数変動が厳密に規格内のものを厳選しています。

     

     

    クリスタルは、温度の影響で周波数精度が変わるため、

    クロックの高精度を維持するために最も重要なのが温度制御です。

    クリスタルのパフォーマンスを最大に発揮させるための

    トータル温度制御システムが、

    ESOTERIC独自の「Master Sound TC※温度制御」です。

     

    ハードウェアのみならず、その制御ソフトウェアまで、自社製にこだわり、

    Master Sound Discrete Clockは極限の性能を追求しています。

    一般的なOCXOでは、クリスタルを高温に保たれたオーブンに収納し、

    一定の温度で管理しています。しかしながら、クリスタルは、

    最も安定する温度が個々に異なるため、Master Sound TCシステムにおいては、

    ひとつひとつのクリスタルが、常に適温で安定した性能を発揮できるよう、

    個体別のカスタムプログラムでオーブンの温度を制御します。

    これにより音楽性に優れた、極めてナチュラルでピュアなクロックを出力します。

     

     

    オーブン内の温度を均一に保つヒーターもESOTERICのこだわりを凝縮しました。

    一般的なモジュールのヒーターは、

    オーブン内の温度の下降/上昇に連動して、

    オン/オフを繰り返す制御がされていますが、

    Master Sound Discrete Clockにおいては、

    128ステップの多段階制御ヒーターによりきめ細かな温度制御を行うとともに、

    ヒーターのオン/オフ時の電流変動による発振回路への悪影響を排除しています。

     

    OCXOモジュールをディスクリート化することで、

    電源部も発振回路、ヒーター・制御回路、バッファーアンプの3系統に独立させ、

    各回路ブロックに最適な電圧を直接供給し高音質化を図っています。

     

     

    出力バッファーアンプには、

    プリアンプGrandioso C1Xで定評の「ESOTERIC-HCLD」バッファー回路を搭載。

    強力な電流伝送能力と、180MHzのワイドレンジな特性を活かし、

    ピュアな10MHzサイン波をパワフルに伝送します。

     

    10MHzサイン波クロック出力端子を4系統装備

     

    重要な内部配線には、音質を吟味したこだわりのカスタム同軸ケーブルを採用。

    コネクターにはMIL規格準拠の金メッキSMAコネクター、

    正確にインピーダンス=50Ωを整合させた金メッキBNC端子を採用し、

    伝送の信頼性を高め、ロスを抑えています。

     

    シャーシコンストラクションも、

    振動にデリケートなマスタークロック向けに特別の配慮を行いました。

    フロント、サイドパネルは、重量級の肉厚アルミニウムを採用し、

    外部からの振動を抑えます。

    シャーシ内部のMaster Sound Discrete Clockモジュールは

    ネジを使わずに自重でシャーシ内に接地させ、

    3点支持のスチール削り出しインシュレーターも

    シャーシの自重でボトムプレート側を下から保持するだけの

    特殊なフリーマウント方式を採用。

    クロック・モジュールやインシュレーターの固定用ネジを無くし、

    これら振動に敏感なコンポーネントへのねじ止めによる応力集中を避けることで

    自然な振動減衰効果が得られ、優れた音質を得ることができます。

    また、トップパネルは、ネジで締め付けないセミフローティング構造にすることで、

    伸びやかで開放感のあるサウンドを引き出します。

     

    主な仕様

    出力周波数:10MHz

    周波数精度:±0.01ppm以内(出荷時)

    出力端子:BNC × 4

    出力レベル:サイン波 0.5 ±0.1Vrms/50Ω

    電源:100V AC、50/60Hz

    消費電力:10W(安定時)

    最大外形寸法(W×H×D):380 × 128 × 350mm(突起部を含む)

    質量:10kg

     

     

     








    TEAC


    マスタークロック・ジェネレーター
    CG-10M



    オープン価格

     

    展示・体験試聴中!

     

    高安定発振が可能な恒温槽付水晶発振器 “TEAC Reference OCXO” 搭載

    周波数温度特性+/-3ppb以内、周波数精度+/-0.1ppm以内の高精度スペックを実現

    合計4系統の10MHzクロック出力端子(金メッキBNC端子)

    系統間の干渉を限りなく排除する完全独立分離回路構成

    安定した電流を供給する大容量トロイダルコア電源トランス搭載

    OCXO内部の発振安定状態を常時表示するOVEN

    STATUSメーター(照度調整機能付き)

    簡単に確実なピンポイント接地が可能なTEACオリジナルの3点支持ピンポイントフット

    前面・天面およびサイドパネルには電波ノイズに強いアルミニウムを採用

    着脱式3極電源ソケット採用


    <主な特徴>
    周波数温度特性+/-3ppb、周波数精度+/-0.1ppmで
    クロックを刻む「TEAC Reference OCXO」を搭載



    水晶発振子は温度変化の影響による周波数変動が発生するため、温度変化を限りなくゼロにすることが発振精度の安定化につながります。

    恒温槽付水晶発振器「OCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator)」は、水晶発振子の温度を一定に保つための恒温槽を持つ構造。

    温度変化による発振周波数の変動が限りなくゼロになることで発振が安定化し、常に精度の高いクロック信号を発生させることが可能です。

    『CG-10M』に搭載されるOCXOは、温度変化による周波数の変動(周波数温度特性)が+/-3ppb以内、水晶発振子そのものの性能を表す周波数精度が+/-0.1ppm以内という高スペックを実現しました。

    常時リスニングに使用されるマスタークロックジェネレーターに最適な性能をめざし、周波数温度特性だけではなく、周波数経年変化や位相ノイズ特性にも優れているものを採用しました。

    OCXOのケース上面には厳重に検査管理されていることを証明する「TEAC Reference OCXO」の表示と、個別のシリアルナンバー(S/N)がレーザー刻印されています。

    ※ppm=10-6 ppb=10-9

     


     

    4系統のBNCクロック出力端子(金メッキ処理)を装備

     
     複数の機器にクロック信号を供給することができるよう、金メッキされたBNC端子(50Ω)を4系統装備。

    USB DACやネットワークプレーヤー、SA-CDプレーヤーなど、10MHzクロック入力対応機器を並列に最大4台まで接続することができます。
     



     

    系統間の干渉を限りなく排除する完全独立分離回路構成

     

     系統毎に電源部からバッファーアンプ、出力端子に至るまでを完全独立した回路構成とし、外部に複数台接続したときの相互干渉を極力排除しました。

    系統毎の回路にバッファーアンプを設けることにより、生成したクロック信号を4つに分配する際、各出力端子での信号波形の乱れを生じることなくオリジナルの高精度な10MHzクロック信号を全てのBNC端子から出力します。





     

    水晶発振器OCXO内部の発振安定状態を常時表示する
    アナログメーター搭載


      シンプルなデザインに映えるOVEN STATUSアナログメーターは、水晶発振器OCXO内部の発振安定状態を常時表示しています。

    一般的には確認できないOCXO内部の安定状態を表示することで安心してお使い頂けます。

    また、周辺オーディオ機器の照度にマッチさせるためのメーター照度調節機能(消灯モードも設定可能)も搭載しました。

     

     ※電源を入れてから約2分程度でほぼ安定状態になりますが、完全に安定するまでは10分以上を必要とします。

    音質的な面から、10分以上経過してからのご使用を推奨します。





     

    トロイダルコア電源トランス搭載


     常に安定した電流を供給する大容量のトロイダルコア電源トランスを採用。

    安定動作が重要なクロックの発生および高精度クロックの出力に大きく寄与します。



     

    設置が容易な3点支持ピンポイントフット採用


    床面のわずかな歪にも影響されず、安定した本体の接地を可能にする3点支持方式の脚部を採用。

    各脚部にはスパイク形状を持つフット部とすり鉢状の受け皿を持つフットベースが一体化した(ティアックオリジナル※)構造とし、ピンポイントで振動や共振を減少させることで、クロックの安定発振にも大きく寄与します。

    オーディオ機器用の脚としては理想的と言われるものの、設置時の位置決めが非常に困難であったピンポイント方式による設置が簡単に行えます。

    ※特許第4075477号、特許第3778108号



     

    A4サイズ設計により設置場所を選ばないデザイン


    電波ノイズを効率的に遮断するA4サイズの金属製シャーシにReference 500シリーズと共通のアルミ製パネルを採用。

    UD-503やNT-503などとの組み合わせはもちろん、オーディオラックの空いたスペースなどへの設置も容易な大きさで、フルサイズ機との接続時にもスペースファクター的に有効です。

    ※2017年10月現在



     





    <主な仕様>


    クロック出力

    コネクター BNC×4系統

     出力周波数 10MHz

     出力インピーダンス 50Ω

    出力レベル 0.5Vrms (サイン波)

     

    OCXO (水晶発振器)

    クロック安定時間 約2分 (電源オンから発振器安定まで)

    周波数温度特性 +/- 3ppb以内※ppb=10-9

    周波数精度 +/- 0.1ppm以内 (出荷時)※ppm=10-6

     

    電源 AC100V、50-60Hz

     

    消費電力

    ウォームアップ時 15.6W

    安定時 8.5W

     

    外形寸法 290(W)×84.5(H)×248.7(D)mm (突起部を含む)

     質量 3.6kg

     

    許容動作温度 +5℃ 〜 +35℃

    許容動作湿度 5% 〜 85% (結露のないこと)

    許容保管温度 -20℃ 〜 +55℃