SACD ハイブリッド

最晩年のカラヤンが心血を注いだ、

自らのモーツァルト解釈への最終回答。

重厚長大かつ極大のスケールで描き出される生と愛と死のドラマ。   

 
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 (全曲)

サミュエル・レイミー( Br )、

パータ・ブルチュラーゼ ( Bs )、

アンナ・トモワ = シントウ( S )、

アグネス・バル ツァ( Ms )、

イェスタ・ウィンベルイ( T )、

カスリーン・ バトル( S )他

ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

 (3枚組)  

価格:11,916円(税込)
ESSG-90209/11[SACD Hybrid]
DSD MASTERING
Super Audio CD層:2チャンネル・ステレオ[マルチなし]
美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ使用

SOLD OUT!



■新しいメディアに取り組み続けたカラヤン  

 

ヘルベルト・フォン・カラヤン( 1908 - 1989 )は、

レコード録音に対して終生変わらぬ情熱を持って取り組んだパイオニア的存在であり、

残された録音も SP 時代からデジタル録音まで、膨大な量にのぼります。

 

常に最新鋭の技術革新に敏感だったカラヤンは、録音技術が進むたびに

新たな録音方式で自分のレパートリーを録音し直したことでも知られて、

特に 1970 年代後半からのデジタル録音技術、そしてその延長線上で

フィリップスとソニーが開発したコンパクトディスクは、

1981 年 4 月、ザルツブルクで記者発表を行って

この新しいメディアのプロモーションを買って出たほど積極的に支持し、

その姿勢は CD というデジタル・メディアが LP に変わって普及していく上で大きな追い風となったのでした。

 

この時 期にオペラの全曲盤も 9 組が制作され

、「魔笛」と「トゥーランドット」の 2 組を除いて、

ザルツブルク音楽祭や復活祭音楽祭での実際のオペラ上演と並行して録音が制作されました。

「ドン・ジョヴァンニ」もこ の方式で収録され、

 1987 年 4 月のザルツブルク復活祭音楽祭におけるミヒャエル・ハンペによる新演出上演を見越して、

前々年の 1 月に録音が行われ、翌 1986 年秋に発売されたのでした。

この時期は カラヤンが映像制作に力を入れていた時期でもあり、

「ドン・ジョヴァンンニ」の前後にはウィーン・フィルとのドヴォルザーク「第 8 番」( 1985 年 1 月)や

「新世界より」(同 2 月)、ベルリン・フィルとの R. シュト ラウス 「英雄の生涯」(同 2 月)など、

充実した演奏活動を続ける晩年のカラヤンの輝きが記録された

名盤が続々と生み出されています。

 




待ちに待った「ドン・ジョヴァンニ」     

 

カラヤンは広範なレパートリーを持った指揮者ではありましたが、

モーツァルトのオペラについてはかなり限定的で、

オペラハウスでの実演で取り上げたのは「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」、

「魔 笛」の 3 曲のみ( 1954 年にフィルハーモニア管弦楽団と録音した

「コジ・ファン・トゥッテ」は実演とは無 関係に純粋にセッションで取り上げただけでした)。

 

この 3 曲は戦前からウルムやアーヘン、ベルリンで取り上げており

早くからレパートリーに入れていたことが判ります。

このうち「ドン・ジョヴァンニ」はウルム 歌劇場での 2 シーズン目の演目に加えられています。

その後、 1960/61年のザルツブルク音楽祭や 1963 年 6 月にはウィーン国立歌劇場で新演出を指揮し、

さらに 1968 年にもザルツブルク音楽祭で新演出上演を手掛けているものの、

なぜか録音する機会に恵まれませんでした。

それゆえ 1985 年のベルリン・フィルとのセッション録音は

文字通り待ち望まれたものだったといえましょう。

 




重厚長大を極 めつくした 1985 年の「ドン・ジョヴァンニ」     

 

1985 年 1 月の「ドン・ジョヴァンニ」のセッションは、

結果としてカラヤンにとってベルリン・フィルとの最後のオペラ録音となりました。

カラヤンの側にその予感があったかどうかは別として、ものすごい気迫をもって録音に臨んでいることは、

序曲の二つ目の和音のところで聴こえるカラヤンの唸り声からも伝わってきます。

 

この序曲では、ベルリン・フィルの重厚な響きを極限まで生かした圧倒的な序奏、

そして 主部における軽やかな加速ぶりの対照が見事に決まっています。

ピリオド楽器様式とは無縁の、

 ヴィ ブラートをたっぷりかけた厚みのある弦楽パートの土台の上に技巧的な木管が明滅し、

このオペラのド ラマティックな側面がこれ以上なく強調されています。

 

また 1960 年代から 70 年代を通じてのカラヤン自身の実演と比べても

重厚長大路線の傾向が強まっており、フルトヴェングラーやクレンペラーと並んで、

このオペラの最もデモーニッシュな解釈を刻印した演奏と言っても過言ではありません。

 



レイミー、バルツァ、トモワ・シントウ、バトル〜 1980 年代を代表する歌手陣を起用    

 

歌手陣も、この方向性の上で、カラヤンが当時オペラや声楽曲の上演で好んで共演し、

お互いに音 楽的に相通じていた、美声と表現力とを兼ね備えた旬の歌手が起用されています。

主役のサミュエ ル・レイミーは、エツィオ・ピンツァやチェーザレ・シエピといった

歴代のドン・ジョヴァンニ役の系譜につ ながる押し出しの強さが聴きもので、

普段はドン・ジョヴァンニ役を歌うのが常だったフェルッチョ・フル ラネットが

レポレロに回って相対しているのも興味深いところです。

 

この時期の「カラヤン組」の常連だったアグネス・バルツァやアンナ・トモワ = シントウ、

そしてカラヤンがウィーン・フィルのニューイヤー・ コンサートでも起用した

キャスリーン・バトルと、女声役にもキャラクターの明解な配役がなされています。

また特筆すべきはチェンバロを担当するジェフリー・テイトの闊達さでしょう。

この当時カラヤンのアシスタントやバイロイト音楽祭のコーチとして下積みを重ね、

やがて指揮者として一本立ちする若きテイトの見事な音楽性が発揮されています。

 




最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現     

 

録音はベルリンの フィルハーモニーで行われました。

ドライで引き締 まったオーケストラのサウンドが左右 に大きく広がるのは

このホールでの カラヤンの録音の通例で、そのサウ ンドに包み込まれるように定位する

各歌手のディクションもピンポイントで明晰に収録されています。

 

第 2 幕 の石像の声や地獄落ちの場面での合唱の扱いも

特に際立った演出(た とえば遠近感の強調など)は特にされておらず、

デッカのソニックステー ジのように舞台上の登場人物の動きをいちいち音で表現し

劇場的な雰囲気を濃くすることよりも、純粋に音楽の響きの魅力を余すところなく

ステレオの音場の中で再現することに焦点が置かれています。

デジタル録音の初期で、 LP 発売が CD に先行していた最後の時期の録音であるため、

本格的なリマスタリングが行われるのは、今回が初めてとなります。

 

今回の Super Audio CD ハイブリッド化に当たっては、これまで同様、

使用するマスターテープの選定から、最終的な DSD マスタリングの行程に至るまで、

妥協を排した作業が行われています。

特 に DSD マスタリングにあたっては、 DA コンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、

入念に調整された ESOTERIC の最高級機材を投入、

また MEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、

オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化するこ とができました 。

 

 



「あたかも自らの人生の終着点を暗示するかのよう」     

 

「これは彼の長い試行錯誤の末の解答に他ならない。

この作品を処理するのに必要な、しかしカラヤ ンの美学の中にはこれまでなかった、

言葉で表現できない『何か』がここには感じられる。

配役も非常 に成功しており、歌手たちもカラヤンの意図を十分に実現している。

テイトのチェンバロが極めて気の 利いたコンティヌオを聴かせていることを付け加えておこう。」

 (『クラシック CD カタログ 89 前期』、 1989 年)

 

 「冒頭のニ短調の重く強烈 な和音を聴くと、

カラヤンがこの曲にただならぬ思いを抱いていることが容易に聴きとれる。

既に晩年のカラヤン、モーツァルトがオペラ・ブッファの形を取りつつも

その中に深刻なテーマを封じ込めた意味を、

あたかも自らの人生の終着点を暗示するかのように一音一音深く刻み 込んでいく。」

(『 ONTOMO MOOK クラシック名盤大全 オペラ・声楽曲編』、 1998 年)

 

 「室内オペラ的なこじんまりした演奏ではなく、大きく構えた壮大なオペラになっている。

といっても、 それが的を外さないのは、カラヤンの指揮が非常に精緻で、

しかも古典的 な節度を守りつつ最大限の 緊張感を作り出しているからだ。

こうして演奏された時《ドン・ジョヴァンニ》は 19 世紀を呪縛した大オペ ラとしての本領を発揮する。」

 (『クラシック不滅の名盤 800 』、 1997 年)

 

「 LP 期からオペラ録音にも意欲的に取り組んできたカラヤンが

《ドン・ジョヴァンニ》をいつ録音するのかは注目の的でもあったのだが、

晩年にザルツブルクでの上演に先立って行われた録音は、

十分に 待った甲斐のあるスケールの大きな名演だった。

強烈に響く序曲冒頭の和音から全く隙を感じさせず にドラマを展開するカラヤンの指揮は、

 レイミーをはじめとする理想的ともいえるキャストにも徹底され、

 このオペラのデモーニッシュな政策をも浮き彫りにしているし、

この録音で初めてレポレロに起用されたフルラネットやエルヴィーラのバルツァもすばらしく、

これだけ完成度の高い演奏はもう望めないので はないかとさえ思わせる。」

 (『レコード芸術選定 クラシック不滅の名盤 1000 』、 2007 年)

 

「カラヤンは明らかに《ドン・ジョヴァンニ》の暗く、劇的な力に執着していた。

晩年は特にそうなってい たのかもしれない。

そして、おそるべき序曲を実現させ、恐るべきオペラに入り込む。

それは意外にもス トイックで、思いのほかエロティックな要素は少ない。

もしかしたら女声のせいかもしれない。ツェルリー ナを歌うバトルは清純派そのもので、裏はない。

トモワ = シントウのアンアも複雑な性格表現など行なわない。

真ん中にレイミーノドン・ジョヴァンニがいて、まるで指揮するカラヤンの代理のように、

圧倒的な 力で死のドラマを支配する。」

 (『最 新版・クラシック不滅の名盤 1000 』、 2018 年)

 

 


■収録曲

モーツァルト

歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K. 527 (全曲)

 2 幕のドランマ・ジョコーゾ

台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ

楽譜:ベーレンライター版新モーツァルト全集使用

 

[配役]

ドン・ジョヴァンニ(好色な若い貴族) サミュエル・レイミー(バリトン)

騎士長 パータ・ブルチュラーゼ(バス)

ドンナ・アンナ(その娘、ドン・オッターヴィオの許嫁)アンナ・トモワ = シントウ(ソプラノ)

ドン・オッターヴィオ  イェス タ・ウィンベルイ(テノール)

ドンナ・エルヴィーラ(ブルゴス出身の淑女、ドン・ジョヴァンニに捨てられた) アグネス・バルツァ(メッゾ・ソプラノ)

 レポレッロ(ドン・ジョヴァンニの下僕) フェルッチョ・フルラネット(バス)

マゼット(ツェルリーナの恋人) アレクサンダー・マルタ(バス)

 ツェルリーナ(農民の女の子) キャスリーン・バトル(ソプラノ)

 

 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 (合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン = グロル)

 チェンバロ:ジェフリー・テイト

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 

[トラックリスト]

モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 K.527 全曲

 [ DISC 1 ]

1. 序曲 第 1 幕

 2. 第 1 曲 導入「夜も昼も苦労して」(レポレッロ、ドンナ・アンナ、ドン・ジョヴァンニ、騎士長)

3. レチタティーヴォ 「レポレッロ、どこにいる?」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

 4. レチタティーヴォ 「お父様が危ないの、早くお助けしなくては」(ドンナ・アンナ、ドン・オッターヴィオ)

第 2 曲 伴奏つきレチタティーヴォと二重唱

 5. 「ああ神様、どうして」(ドンナ・アン ナ、ドン・オッターヴィオ)

 6. 「出て行って、ひどい人、出て行って!」(ドンナ・アンナ、ドン・オッターヴィオ)

7. レチタティーヴォ 「さて急ごうか、おや、どうした」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

8. 第 3 曲 アリアと三重唱 「ああ、だれが教えてくれるでしょう」

(ドンナ・エルヴィーラ、ドン・ジョヴァンニ、レポレッ ロ)

9. レチタティーヴォ「どなた?」 - 「や、なんだこれは」(ドンナ・エルヴィーラ、ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

10. 第 4 曲 アリア「 奥様、これがうちの旦那の手がけた女のカタログで」〔カタログの歌〕(レポ レッロ)

 11. レチタティーヴォ「いつもこの手であの悪人は私を捨てて行く」(ドンナ・エルヴィーラ)

12. 第 5 曲 二重唱と合唱「恋をする娘さん」(ツェルリーナ、合唱、マゼット)

 13. レチタティーヴォ「やれやれ、やっと消えたな・・・」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ、ツェルリーナ、マゼット)

 14. 第 6 曲 アリア「わかりました、旦那」(マゼット)

 15. レチタティーヴォ「やっと二人になれた」(ドン・ジョヴァンニ、ツェルリーナ)

 16. 第 7 曲 小二重唱「あそこで二人は許し合おう」(ドン・ジョヴァンニ、ツェルリーナ)

 17. レチタティーヴォ「お待ち、悪 い人」(ドンナ・エルヴィーラ、ツェルリーナ、ドン・ジョヴァンニ)

18. 第 8 曲 アリア「消えて、裏切り者は!」(ドンナ・エルヴィーラ)

 19. レチタティーヴォ「どうも今日は悪魔のやつが楽しみおって」

(ドン・ジョヴァンニ、ドン・オッターヴィオ、ドンナ・ア ンナ)

20. レチタティーヴォ「まあ、まだいたのね」(ドンナ・エルヴィーラ)

 21. 第 9 曲 四重唱「お気の毒な方、信用してはなりません」

(ドンナ・エルヴィーラ、ドンナ・アンナ、ドン・オッター ヴィオ、ドン・ジョヴァンニ)

 22. レチタティーヴォ「可哀想な女だ」(ドン・ジョヴァンニ) 第 10 曲 伴奏付きレチタティーヴォとアリア

23. 「ドン・オッターヴィオ・・・私死にたい気持ち」(ドンナ・アンナ、ドン・オッターヴィオ)

 24. 「もうわかったでしょう、だれが私の名誉を犯そうとしたか」(ドンナ・アンナ)

 25. レチタティーヴォ「どうして信じられようか」(ドン・オッターヴィオ)

 26. 第 10 曲 a アリア「あの人の心の安らぎこそ、私の心の安らぎで」(ドン・オッターヴィオ)

 

[ DISC 2 ]

 1 レチタティーヴォ 「なんとしてもおれは、この狂気の世界から逃げ出したい」(レポレッロ、ドン・ジョヴァンニ)

2 第 11 曲 アリア 「酒が頭に まわるまで」[シャンパンの歌](ドン・ジョヴァンニ)

3 レチタティーヴォ 「マゼット・・・聞いて・・・ねえマゼット」(ツェルリーナ、マゼット)

 4 第 12 曲 「ぶってよ、ぶってよ、私のマゼット」(ツェルリーナ)

5 レチタティーヴォ 「皆さんいかがです」(マゼット、ドン・ジョヴァンニ、ツェルリーナ)

第 13 曲 第 1 幕フィナーレ

 6 「早く、早く・・・あいつの来る前に」(マゼット、ツェルリーナ)

 7 「さあ、元気良く、目をさます!」(ドン・ジョヴァンニ、合唱)

8 「この茂みの蔭に隠れれば」(ツェルリーナ、ドン・ジョヴァンニ、マゼ ット)

 9 「勇気を出しましょう」(ドンナ・エルヴィーラ、ドン・オッターヴィオ、ドンナ・アンナ、レポレッロ、ドン・ジョヴァンニ)

 10 「お休み下さい、美しい娘さん」

(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ、マゼット、ツェルリーナ、ドンナ・アンナ、ドンナ・エ ルヴィーラ、ドン・オッターヴィオ)

 第 2 幕

 11 第 14 曲 二重唱 「ばかめ、いい加減にしろ」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

12 レチタティーヴォ 「レポレロ!」 - 「へい、旦那」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

13 第 15 曲 三重唱 「ああ、どうしたの私の心は」(ドンナ・エル ヴィーラ、レポレッロ、ドン・ジョヴァンニ)

 14 レチタティーヴォ 「どうだ、見たか」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

 15 レチタティーヴォ 「来ましたわ」(ドンナ・エルヴィーラ、ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

 16 第 16 曲 カンツォネッタ 「窓に姿を見せておくれ」 [ ドン・ジョヴァンニのセレナード ] (ドン・ジョヴァンニ)

17 レチタティーヴォ 「だれか、窓のところに来たぞ」(ドン・ジョヴァンニ)

 18 レチタティーヴォ 「もう少しがんばろう」(マゼット、ドン・ジョヴァンニ)

19 第 17 曲 アリア 「お前らの半分はこっちへ行け」(ド ン・ジョヴァンニ)

 20 レチタティーヴォ 「しーっ・・・静かに・・・」(ドン・ジョヴァンニ、マゼット)

21 レチタティーヴォ 「痛え、頭が痛え!」(マゼット、ツェルリーナ)

22 第 18 曲 アリア 「ねえ、あなたおとなしくしていたら」 [ 薬屋の歌 ] (ツェルリーナ)

 23 レチタティーヴォ 「松明の灯りがたくさん近づいて来る」(レポレッロ、ドンナ・エルヴィーラ)

 24 第 19 曲 六重唱 「こんな暗い所で一人になったら」

(ドンナ・エルヴィーラ、レポレッロ、ドン・オッターヴィオ、ド ンナ・アンナ、ツェルリーナ、マゼット)

 

 [ DISC 3 ]

1 レチタティーヴォ「ではお前だねうちのマゼットをひどい目に」

(ツェルリーナ、ドンナ・エルヴィーラ、ドン・オッター ヴィオ、マゼット)

2 第 20 曲 アリア「ああお赦し下さい、皆さん、お赦しを!」(レポレッロ)

3 レチタティーヴォ「待て、ひどい人、お待ちなさい」

(ドンナ・エルヴィーラ、マゼット、ツェルリーナ、ドン・オッター ヴィオ)

4 第 21 曲 アリア「私の愛する人を慰めに行って下さい」(ドン・オッターヴィオ)

第 21 曲 b オーケストラ伴奏つきレチタティーヴォとアリア

 5 「神様、なんというほどのことを」(ドンナ・エルヴィーラ )

 6 「あの情け知らずの心は私を裏切った」(ドンナ・エルヴィーラ)

 7 レチタティーヴォ「あっはっは、良い女だったな!」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ、騎士長)

 8 第 22 曲 二重唱「ええ、騎士長様のお石像様・・・」(レポレッロ、ドン・ジョヴァンニ)

9 レチタティーヴォ「安心して下さい、あの悪者はまもなく」(ドン・オッターヴィオ、ドンナ・アンナ)

第 23 曲 オーケストラ伴奏つきのレチタティーヴォとアリア

 10 「冷たい人ですって? いいえちがいます!」(ドンナ・アンナ)

 11 「言わないで下さい、あなた」(ドンナ・アンナ)

 12 レチ タティーヴォ「ああ、あの人に言うとおりにしよう」(ドン・オッターヴィオ) 第 24 曲 第 2 幕フィナーレ

 13 「さて、食事の仕度はできたな」(ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

 14 「私の愛の最後のしるしを」(ドンナ・エルヴィーラ、ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ)

 15 「ドン・ジョヴァンニ、お前が食事に招いてくれたので、参上したぞ」(騎士長、ドン・ジョヴァンニ、レポレッロ、合唱)

16 「ああ、あの裏切り者はどこだ」

(ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、ツェルリーナ、ドン・オッターヴィオ、マゼッ ト、レポレッロ)

 

 [録音] 19 85 年 1 月、ベルリン、フィルハーモニー

 [初出] 419179 - 2 ( LP )、 419179 - 2 ( CD ) (1986 年 )

 [日本盤初出] F95G20068 〜 70 (1986 年 11 月 25 日 )

 

 [オリジナル・レコーディング]

 [プロデューサー]ギュンター・ブレースト

 [コーディネーター]クラウディア・ハーマン

[ディレクター]ミシェル・グロッツ、ヴェルナー・マイヤー

[レコーディング・エンジニア]ギュンター・ヘルマンス

 

[ Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)

 [ Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 杉本一家( JVC マスタリングセンター ( 代官山スタジオ ) )

[ Super Audio CD オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ)

 [解説] 諸石幸生 黒田恭一 海老沢 敏

 [企画・販売]エソテリック株式会社

[企画・協力]東京電化株式会社