SACD ハイブリッド

名歌手と豪華伴奏陣による不朽の名盤の数々


 

6 QUEENS of JAZZ VOCAL
(6枚組BOX)

限定3500セット


 
ライク・サムワン・イン・ラヴ/エラ・フィッツジェラルド
アニタ・シングス・ザ・モスト/アニタ・オデイ
アフター・グロウ/カーメン・マクレエ
ブラック・コーヒー/ペギー・リー
ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン
ワルツ・フォー・デビィ/モニカ・ゼタールンド ウィズ・ビル・エヴァンス



価格:19,444円(税別)
ESSO-90143/48(6枚組)[SACD Hybrid]
DSD MASTERING
Super Audio CD層:2チャンネル・
ステレオ(ESSO-900143、48)
モノラル(ESSO-900144、45、46、47)


美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ使用

透明ロゴ ステッカーシート付

大好評販売中!



今回の6作品は、

1950 年代5 タイトル、

1964 年1 タイトルという

アナログ全盛期に生み出された

録音による歴史的名盤6 タイトルの復刻です。

登場するジャズ・ヴォーカリストは、

エラ・フィッツジェラルド、

アニタ・オデイ、

カーメン・マクレエ、

ペギー・リー、

ヘレン・メリル、

モニカ・ゼタールンドの 6 名。

彼女たちの全盛期の最も輝いていた時代に

発表した 20世紀の遺産ともいわれる作品ばかりです。



名歌手と豪華伴奏陣による不朽の名盤の数々

5 作品が50 年代中期の録音。

その中で4 作がモノラル収録ではありますが、

ディスクとしての完成度、価値などを考えても、

絶対に外すことのできない内容を持っていると判断し、

20 世紀の貴重な収録を最良の状態で

お届けすることにしました。


レーベルも4つあり、

そこからのピックアップとなっています。

『ライク・サムワン・イン・ラヴ/エラ・フィッツジェラルド』と

『アニタ・シングス・ザ・モスト』は

ジャズ専門レーベルの中で

最大のカタログ数を誇るヴァーヴ、

『アフター・グロウ/カーメン・マクレエ』と

『ブラック・コーヒー/ペギー・リー』は

RCA、CBSとも肩を並べていた

大手レーベルであった米デッカ、

『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』は

新興ながら大手に迫る勢いであった

マーキュリー・レコードのジャズ専門レーベル、

エマーシー、60 年代の

『ワルツ・フォー・デビィ/モニカ・ゼタールンド・ウィズ・ビル・エヴァンス』は

ヨーロッパ録音でフィリップス・レーベルです。

これら6 つの作品に共通しているのは

伴奏者、間奏を担当する

ソロ・ミュージシャンが大変に優れていることです。

エラ・フィッツジェラルドには

当時白人テナー・サックス奏者として

人気ナンバーワンだったスタン・ゲッツが、

アニタ・オデイの伴奏は飛ぶ鳥を落とす勢いだった

オスカー・ピーターソン・トリオが協演しています。

 

カーメン・マクレエは

ニューヨークに出てきて注目されていた

若手ピアニスト、レイ・ブライアントのトリオが、

ペギー・リーのバックには

ウェスト・コーストで洒落たジャズを演奏していた

トランペッターのピート・カンドリと

これまた小粋な演奏が魅力的だった

ジミー・ロウルズが彼女たちをサポートしています。

 

そしてヘレン・メリルには

クリフォード・ブラウンが輝く音色の

トランペットで華を添えます。


モニカ・ゼタールンドのバックは

ビル・エヴァンス・トリオです。

どのディスクもジャズとして

最高峰の演奏が残されているのです。

 


最高の状態でのSuper Audio CD ハイブリッド化が実現

ジャズでステレオ化が主流になったのは

50 年代の後半からということもあり、

ここではモノラル録音のマスタリングも4 作ありますが、

ジャズ特有の熱気や力強さは

モノラルでも全く失われてはいませんし、

それ以上にレコード音楽でしか体感できない

生々しさ、Hi-fi 感覚、これを念頭に意識しながら

6 作品それぞれの歌手が持つ声や歌い回しなど、

本来備えていた音楽的な魅力を浮き彫りにするような、

ESOTERIC 特有の丁寧なマスタリング、

製盤作業を行いました。

 

各レーベルでその音創りは違っていますが、

ここでは通常のESOTERIC の志向と同様に

“マスターに残された音、そのものを再現する”ように心がけました。

今回のSuper Audio CD ハイブリッド化に当たっては、

これまでのESOTERIC 企画同様、

使用するマスターの選定から、

最終的なDSD マスタリングの行程に至るまで、

妥協を排した作業が行われています。

 

特にDSD マスタリングにあたっては、

DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、

入念に調整されたESOTERIC ブランドの

最高級機材を投入、

またMEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、

貴重な音楽情報を余すところなく

ディスク化することができました。











 
LIKE SOMEONE IN LOVE
ELLA FITZGERALD

ESSO-90143




意欲作を沢山輩出したヴァーヴ時代のエラ・フィッツジェラルド

   「ジャズ・コンボからフル・オーケストラや
ストリングスを従えた大編成まで、
バラードから急速調の4 ビートまで、
どんな状況・曲調でも最高のパフォーマンスを
演じられるジャズ・シンガーの頂点、
そこに 君臨するのが
エラ・フィッツジェラルド(1917-96)です。

エラにはライヴ録音盤などで
彼女の見事なス ウィング感たっぷりの
演奏も多く残されていますが、
ここは彼女の歌をしっとりと堪能することが出来る 作品を選択しました。

じっくりと曲の魅力を引き出した、
エラの数多いレコーディングの中でも特筆され るバラードの名作が
『ライク・サムワン・イン・ラヴ』です。
1956 年、米デッカからヴァーヴへ移行した
エラ・フィッツジェラルドは精力的にレコーディングを行い ました。

ヴァーヴ・レーベルは、
超一流ミュージシャンを集め、
J.A.T.P.として40 年代から興業を行って いた敏腕プロデューサー、
ノーマン・グランツが50 年代半ばに興したレーベル
(前身は“クレフ”“ノー グラン”)です。
J.A.T.P.=ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック、は
超一流ミュージ シャンを集めて、
フィルハーモニー・ホールで大規模な
ジョイント・コンサートを開催 することを目的に行われた興行です。

50 年代になるとオスカー・ピーターソンをハウ ス・ピアニスト的存在にして、
ディジー・ガレスピー、スタン・ゲッツ、
ファッツ・ナヴァロ など
当時のスーパースターの数々が出演していました。
その興行主ノーマン・グラン ツが興したレーベルがヴァーヴです。
専属にはエラはもちろん、
ビリー・ホリデイ、ア ニタ・オデイといった歌手に加え、
チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、オス カー・ピーターソンなど
スーパースターがひしめき、カタログ数はジャズ史上最大を 誇るレーベルです。
エラ・フィッツジェラルドはヴァーヴへ移ると
数多くの意欲作をレコーディングしまし た。

ジャズ・スピリット満載のライヴ録音や
ルイ・アームストロングとのデュエット、
名作 曲家のソングブックなどの作品がある中で、
本作は、彼女のまた一面である
「歌の上 手さ」が最高に引き出された名作であり、
エラのエモーショナルなバラードの歌い方 と
その魅力が満喫できるヴァーヴ時代の
代表作の一つといえるでしょう。

当時のエラは40 歳。
シンガーとして最高潮の時期にさしかかっていました。
洗練さ れたセンスと艶っぽい色気がブレンドした歌声は
ロマンティックなバラードにデリケー トで繊細な表情をあたえ、
情感豊かに曲に色を添えています。

さらに嬉しいのはスタ ン・ゲッツの参加です。
ストレートなエラの声と
ふくよかなゲッツのサキソフォンが見事 な対照をみせ、
バラードに深み、滋味、ゆとりをもたらしています。

 

          


最高の歌唱を披露した『ライク・サムワン・イン・ラヴ』  
 
  「フランク・デヴォル・オーケストラをバックに、
バラードの名曲を、実にきめこまかくじっくりと歌い上げ た珠玉のアルバム。

エラのエモーショナルなバラード唱法の魅力を伝えるヴァーヴ時代の代表作だ。
曲によってスタン・ゲッツのテナーが、情緒たっぷりのプレイで、エラの歌を盛り上げているのも大きな 魅力の一つ。

それ以上に、艶のあるお色気たっぷりのエラのヴォーカルは、
適度なソフィスティケー ションと相俟って、ロマンティックなラヴ・バラードに、
繊細な感情のひだを盛り込んでみごと。

タイトル曲 での
情感に流されないデリケートな表現は、まさに名唱。」
(『ヴォーカリスト334』)



 


◆Super Audio CDハイブリッドの音質    
 
 Super Audio CD ハイブリッド化により
背後を彩る管楽器とストリングスの音ヌケが素晴らしく向上して います。

以前はヴォーカルにまとわりついていた印象がありましたが、
ここでは伴奏陣の一角として、
背 後から歌手を支えているイメージが
明確に伝わってきます。

歌声にもふくよかさが感じられ、
音像は引 き締まり、
定位もしっかりと中央に決まり、
あたかもエラ・フィッツジェラルドが立っているような
立体感が ステレオ音場に呈示されています。

ベースは深みが増し、音程感覚も確か。
そして何より嬉しいのはスタン・ゲッツのサックス。
柔らかさは旧ディスクでも感じられましたが、その柔らかさの中に音の芯が存在 するようになり、
音楽にメリハリが生まれています。

その音色はストリングスに埋もれることなく
控えめで はあるもの存在感があり、
ヴォーカルの背後で奏でられる
オブリガートも歌手の邪魔には一切ならず、
曲に華を添えています。

 例えばトラック6「また逢う日まで」。
冒頭のストリングスの金属的なサウンドは一掃され、音場に透明 感が生まれていますし、
右チャンネル方向のベース、ドラムス、そしてピアノは
その輪郭がしっかりと見 えています。

中央のエラはそうした躍動感たっぷりのバックをしたがえ、
肉付き豊かな声で曲の魅力を 丁寧にこちらに伝えてくれます。

歌声をサポートするバックの
繊細な変化が大きな影響を主役にもたら している、
そのことを実感したリマスタリングと
Super Audio CD ハイブリッド化です。  

 


■収録曲

1.心やすまる頃

2.モア・ザン・ユー・ノウ

3.偽れぬ心

4.アイ・ネヴァー・ハド・ア・チャンス

5.クローズ・ユア・アイズ

6.また 逢う日まで

7.あなたに飽きて

8.ライク・サムワン・イン・ラヴ

9.ミッドナイト・サン

10.思いはあなただけ

11.冷たいお方

12.夜の風

13.ホワッツ・ニュー

14.ハリー・ホーム

15.いつからこんなに 

 

エラ・フィッツジェラルド(vo)/

スタン・ゲッツ(ts)/

テッド・ナッシュ(as)/

フランク・デヴォール編曲・

指揮 オーケストラ


[録音] 1957 年10 月15 日、28 日

 stereo ロサンジェルス、

プロデューサー:ノーマン・グランツ 



[Super Audio CD プロ デューサー]大間知基彰
(エソテリック株式会社)

[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家
(ビクタークリエイ ティブメディア株式会社、マスタリングセンター)

[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]野沢龍 介 岩浪洋三

[企画・販売]エソテリック株式会社

[企画・協力]東京電化株式会社















  



 
ANITA SINGS THE MOST
ANITA O'DAY

ESSO-90144



■絶頂期にあったヴァーヴ時代のアニタ・オデイ



アニタ・オデイとオスカー・ピーターソンという
最高の組合せによるヴォーカル・アルバムで、
彼女の ベスト・レコーディングの1つに数えられる名作です。

ピアノ、ギター、ベースという、
オスカー・ピーターソン・トリオにドラムスを加えた編成と
アニタの ヴォーカルが織りなす即興性を含んだ世界が生む、
目を奪われるような展開、これこそが、
まさにジャ ズといえる歌唱・演奏です。

小粋で、潔く、負けん気の強そうなアニタの姉御的魅力満載。

本作が吹き 込まれた翌58 年夏、映画(『真夏の夜のジャズ』)にもなった
ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルに 彼女は登場、
大きな帽子と派手な衣裳で会場を席巻、
まさにヴォーカル界の女王として
見事なパ フォーマンスを演じています。

アニタ・オデイ絶好調時の記録、
それがこの『アニタ・シングス・ザ・モス ト』なのです。
アニタとオスカー・ピーターソンを協演させる、
これこそプロデューサー、
ノーマン・グランツの企画力、 実行力。
カナダ生まれ(1925 年)のオスカー・ピーターソンは
49 年にノーマン・グランツの紹介でニュー ヨーク、
カーネギーホールで演奏、以来
超技巧派ピアニストとしてJ.A.T.P.の専属ピアニストとなり
ジャ ズ界に君臨、
そのピーターソンが旬の真っ只中
(彼は生涯常に「旬」なのですが…)
にあった時の演奏 が楽しめます。

ここではアニタのスウィンギーな歌唱を盛り上げるために、
彼女の専属ドラマーだった ジョン・プールが参加
(一部ミルト・ホランド)、
最高の歌唱・演奏が展開されています。

 オスカー・ピーターソンは50 年代初頭まで
歌手としてもクラブに出演していた、歌の魅力を知り尽く した人。

ヴォーカル・レコードも2作あり、
ナット・キング・コール風なテナーが魅力的でした。

そうした背 景もあり、
歌詞やその内容、細かいニュアンスにも精通していた
ピーターソンの伴奏は曲の持ち味を尊 重した
見事な演奏を呈示しています。 



 


歌手というよりミュージシャンのノリ  
 
 「アニタ・オデイ最盛期ともいえる時期の録音。

本作でのアニタはオスカー・ピーターソン・トリオの
ファイン・プレイとの相互作用ともいうべき名唱を展開して鮮烈な印象を残している。」

(『ジャズ・レコード百科79』)


「ぐっと寛いだ雰囲気の作品。スキャットをまじえアップテンポで歌い飛ばす“ゼム・ゼア・アイズ”が
圧巻。ここでのドラムとの4ヴァースなんて、まさに歌手というよりミュージシャンのノリだ。

フレージングも
独特、どこを切ってもアニタ以外のなにものではないという個性に彩られている。」

(『ヴォーカリスト334』)






◆Super Audio CD ハイブリッドの音質    
 
音のヴェールは2 枚も3 枚も剥ぎ取られ、
マスターのエッセンスのみが
ここに呈示されていることを実 感できる
クオリティでSuper Audio CD ハイブリッド化がなされています。

目の前というよりは顔の前にア ニタが居るようです。

リスナー自身がスタジオに設置されている
マイクロフォンになったかのように錯覚 してしまうほどで、
これこそレコードならではのリアリティでしょう。

アニタのバックでややくすんでいる感 じだったピアノは
そのタッチまでが克明に表現され、
控えめながらベースとドラムスは的確なリズムを提 供、
ギターはピッキングの様子が見えるように鮮度が上がっています。
「また会う日まで」ではイントロか らじつに生々しいサウンドで、
ドラムスのブラシワークもぞくぞくするほど新鮮。

背後のピアノ、ギター、 ベースの最高のパフォーマンスが聴きとれるし、
2コーラス目からニコニコしながら歌うアニタの表情が 手に取れるようです。
「恋のチャンス」ではギターとピアノのリフに絡む
アニタのスキャットが顔の前(!) で展開され、
そして「ゼム・ゼア・アイズ」の急速調の登場!
克明に一挙手一投足が見て取れるような サウンドが展開されます。 

 




■収録曲

1.スワンダフル〜誰も奪えぬこの想い

2.テンダリー

3.オールド・デヴィル・ムーン

4.ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー

5.また会 う日まで

 6.星影のステラ

7.恋のチャンス

8.ゼム・ゼア・アイズ

 9.思いのまま

10.私に頼むわ

11.魅惑されて  

アニタ・オデイ(vo)/

オスカー・ピーターソン(p)/

ハーブ・エリス(g)/

レイ・ブラウン(b)/

ジョン・プール(ds)/

ミルト・ホランド (ds)


[録音]1957 年1 月31 日

モノラル ロサンジェルス

プロデューサー:ノーマン・グランツ 


[Super Audio CD プロデュー サー]大間知基彰
(エソテリック株式会社)

[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家
(ビクタークリエイティブ メディア株式会社、マスタリングセンター)

[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]野沢龍介 岩浪洋三

[企画・販売]エソテリック株式会社

[企画・協力]東京電化株式会社














 
AFTER GLOW
CARMEN McRAE

ESSO-90145

 



20 代の時はピアニストとして活躍していた
カーメン・マクレエ、本格的な歌 手デビューは
30 歳を過ぎてからと言う遅咲きの歌手でした。

54 年に吹き込ん だ「ア・フォギー・デイ」のヒットを契機に
歌手としても注目され、54 年末に大手 レーベル米デッカと契約、
ここから彼女の歌手黄金期が始まりました。

英デッ カの子会社として
1934 年アメリカに設立された米デッカは、
ビング・クロスビー、 パッツィ・クラインといった
ポピュラー音楽界の大物を擁し、
第2次大戦後は親 会社との資本関係もなくなり、
独立したレコード会社としてアメリカに君臨した 大手。

50 年代にはジャズのみならず
バディ・ホリーやジャッキー・ウィルソンとも
契約をするなど多方面に
音楽ジャンルを拡げていきました。

ジャズ関係では主にヴォーカリストを中心に契約をしていて、
エラ・フィッツジェラルド、ルイ・アームストロング、
ジミー・ ランスフォード、ナット・キング・コールなど
錚々たる面々が顔を揃えていました。

カーメンはこのレーベ ルで58 年までレコーディングを行い、
30 代の円熟し始めた魅力の多くを刻み込みました。

歌手としてはエラ・フィッツジェラルドのように
スキャットによるアドリブを重視した器楽的な歌唱には
それほど拘らず、歌詞をじっくりと
噛みしめながら曲を紡ぎ出す、正統的なヴォーカリストで、
歌詞カー ドを読むことなく、
聴くだけで歌詞を読みとれるディクションの
素晴らしさは彼女ならではのものです。

本作は米デッカ5 作目。彼女に愚作はほとんどありませんが、
これはまさに最初の絶頂期を極めた 名唱です。

バックは頭角を現し始めた
レイ・ブライアント率いるピアノ・トリオ。

当時、新進気鋭のピアニ ストとして活躍中で、ピアニストでもあった
カーメンも認める歌の伴奏の素晴らしさも、
この作品の魅力 になっています。
ちなみにカーメン・マクレエ自身、
4曲でピアノを弾いているのも聴きどころの一つに なっています。
 



 


美しい情緒、若々しい張りのある魅力が楽しめる  
 
 「デッカ盤のなかで最高といえるがこのアルバム。このころの彼女は金属的な声だが、それをうまくい かして、美しい情緒を出しており、若々しい張りのある魅力を楽しませてくれる。」

(『ジャズ・レコード百 科79』)

 

「知的で、しかも美しい情緒あふれる表現、モダン・ジャズの面白さ等、最初の黄金期を迎えたカー メンの魅力が満喫できよう。ブライアントをはじめバッキングのツボを心得たプレイと、アフター・アワー 的なムードも楽しめる。」

(『ヴォーカリスト223』)






◆Super Audio CD ハイブリッドの音質    
 
歌詞がこれほど的確に
しっかりとリスニング・ポジションに届く録音に接したことは、
今まで経験が少 ないと言えるような
マスタリングが施されています。

カーメン・マクレエという歌手の本質的な魅力に接 することが出来る内容です。

レイ・ブライアントのサポートが、
曲調や詞の内容によって細かいタッチの ニュアンスを提供していることが聴きとれ、
多少金属的という印象の残るカーメンの声が、
ふくよかという よりは、
耳にストレートに伝わってくるように感じられます。

余分な付帯音が除去されたことにより、
歌声 から歌詞の一字一句が浮かんでくる
最良の状態が得られています。 

 




■収録曲

1.アイ・キャント・エスケープ・フロム・ユー

2.今日会った人

3.マイ・ファニー・ヴァレンタイン

4.リトル・シングス・ザット・ミー ン・ソー・マッチ

5.アイム・スルー・ウィズ・ラヴ

6.うまくやれよ

7 .イースト・イブ・ザ・サン

 8.エグザクトリー・ライク・ユー

9. オール・マイ・ライフ

 10.絶体絶命

11.ドリーム・オブ・ライフ

 12.パーディド

カーメン・マクレエ(vo、p)/

レイ・ブライアント(p)/

アイク・アイザックス(b)/

スペックス・ライト(ds)


[録音]1957 年3 月6 日、4 月18 日 モノラル

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰
(エソテリック株式会社)

[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家
(ビクタークリエイティブメディア株式会社、マスタリングセンター)

 [Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]野沢龍介 野口久光

[企画・販売]エソテリック株式会 社

企画・協力]東京電化株式会社











    


 
BLACK COFFEE
PEGGY LEE

ESSO-90146




   ペギー・リーの最高傑作です。

ペギー・リーといえばタイトル曲「ブラック・コーヒー」が頭に浮かぶほ ど、
この曲はペギー・リーの代名詞にもなっていて、
その歌唱はまさに彼女にピッタリといえるでしょう。

 しかし、この作品にはそれ以外にも素晴らしい曲、
その解釈と見事な歌声を聴くことができるのです。

2曲目の「貴方はしっかり私のもの」も
フランク・シナトラやジュリー・ロンドン の方が人気なのかも知れませんが、
白人シンガーの持つ独特なリズム感 が
とてもインティメイトで可愛らしくも感じられるし、
ヴァースから丁寧に 歌ってくれる「時さえ忘れて」、
そして最後に優しげに添えられた「ゼアー ズ・ア・スモール・ホテル」の
3 拍子と4 ビートが入り混じる編曲・歌唱も
曲 の魅力を見事に伝えてくれています。

ペギー・リー(1920-2002)が
ホテルのラウンジで歌っているところを
ベ ニー・グッドマンに見出されたのが21 歳の時。

その後、ヒット曲をいくつか 生みだし
人気美人シンガーの地位を獲得しました。

さらに彼女の名を世 界的にしたのは
55 年の映画『大砂塵』の主題歌「ジャニー・ギター」を
自 作の詞で歌い大ヒットさせた頃から。

その後は56 年に映画『皆殺しのトラ ンペット』で
アカデミー助演女優賞にノミネートされるなど
ジャズ・ヴォーカ リストの枠を超えた活動も目立っていきましたが、
本作は54 年の制作。
ま だまだ映画やポピュラー音楽以上に
ジャズに力を注いでいた時の記録です。

52 年に離婚を経験、
心 機一転、米デッカと専属契約を結び
レコーディングしたのが
この『ブラック・コーヒー』、
この時32 歳(もう 一つのセッションでは35 歳)、
円熟と少し残った若さが同居した
最高潮期の歌声がここに記録されて います。 伴奏陣も豪華。

ピート・カンドリは
ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、ウディ・ハーマンといった
名門 オーケストラで活躍したトランペッター。

奥様も歌手で歌の伴奏は得意中の得意。
もう一人、注目した いのがピアニストのジミー・ロウルズです。

彼自身のアルバムでは
時としてその喉を披露しているだけ あって、
彼も歌の伴奏は得意中の得意、
バラードからアップテンポまで
じつに巧みに歌手をドライヴさ せています。

こうした名手が脇を固めて名盤『ブラック・コーヒー』は誕生しました。 

 


ブラック・コーヒーではペギー・リーの
ハスキー・ヴォイスが絶大な効果を発揮する
 
 
 「才色兼備のジャズ歌手というと、やっぱりこの人。
タイトル曲は“いつ来るともわからない男を待ちな がらブラック・コーヒーを飲み続ける女”を歌ったものだが、
こういうシチュエーションにペギー・リーのハ スキー・ヴォイスが絶大な効果を発揮する。」

(『完全新版モダン・ジャズ500』)

 

「ユー・アー・マイ・スリルのしっとりした表現、
ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミーのドライヴの効いた節まわ し、ワルツ・テンポで始まり、
途中からスウィンギーな4 ビートに移ってゆくゼアーズ・ア・スモール・ホテ ルのスマートな演出、実に洒落ている」

(『ヴォーカルスト334』)





◆Super Audio CD ハイブリッドの音質    

 Super Audio CD ハイブリッド化により、
若干平面的に感じられたモノラル音像にふくよかさ、
肉付き、 隈取りの少ないしっかりした輪郭イメージが加わり、
奥行きすら感じさせるサウンドに生まれ変わりまし た。

付帯音が取り除かれ、
凝縮された音密度が実に心地よいヴォーカルが提供されています。

伴奏の クオリティもモノラル時代としては最上級でしたが、
それに明瞭さが更に加わりました。

トラック3「イー ジー・リヴィング」では
ヴォーカルのヴィブラートが
しっとりとリスナーに届き、
その生々しさにはゾクッとし てしまうことでしょう。

伴奏陣のクオリティにも注目を。

深く刻み込まれるベースも聴きどころになっていま す。

名唱「時さえ忘れて」では
最高のヴァースが少ないノイズ感覚で聴きやすくなり、
テンポアップした 「ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー」での
ピート・カンドリのトランペットの音色!

これは60 年以上前の録音と は思えないほどです。 

 


■収録曲

1.ブラック・コーヒー

2.貴方はしっかり私のもの

3.イージー・リヴィング

4.私の心はパパのもの

5.イット・エイント・ネセサ リー・ソー

 6.ジー・ベイビー・エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー

7.ア・ウーマン・アローン・ウィズ・ザ・ブルース

8.時さえ忘れて

9.ホエン・ザ・ワールド・ウォズ・ヤング

 10.ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー

11.ユー・アー・マイ・スリル

 12.ゼアーズ・ア・スモー ル・ホテル

 

ペギー・リー(vo)/

ピート・カンドリ(tp)/

ジミー・ロウルズ(p)/

マックス・ウェイン(b)/

エド・ショーネシー(ds)

 

[録音]1953 年4 月、5 月、56 年4 月 モノラル

 

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰
(エソテリック株式会社)

[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家
(ビクタークリエイティブメディア株式会社、マスタリングセンター)

[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]野沢龍介 山口弘滋

[企画・販売]エソテリック株式会 社

[企画・協力]東京電化株式会社















 



HELEN MERRILL
WITH CLIFFORD BROWN

ESSO-90147  
 


  ヘレン・メリルの最高傑作であるとともに
ジャズ・ヴォーカル・レコード界に刻まれた20 世紀の代表的 名盤です。

54 年、エマーシー・レーベルに録音したこの作品は
ヘレン・メリルにとって初めてのリー ダー・アルバムでした。

エマーシー・レーベルは
新興ながら台頭著しいマーキュリー・レコードのジャズ 部門として50 年代に創設されました。

創立と同時に、経済的には不可能とされていた編曲を伴う
実力 アーティストが集う特別セッションなどを企画、
ブルーノートやプレスティッジといったジャズ専門レーベ ルとの差別化を積極的に行いました。

『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』も
そうしたエマー シー初期の作品です。

協演に24 歳になったばかりのクリフォード・ブラウンを起用、
54 年2 月にニュー ヨークのジャズ・クラブ「バードランド」で
ハードバップ誕生を意味するような歴史的セッションにアート・ ブレイキー、ホレス・シルヴァーらと参加、
そして3 月にはマック・ローチと歴史的な双頭コンボ、
ブラウ ン〜ローチ・クインテットを結成するなど
最高に「旬」の時を過ごした1年を送っていた彼は
ここでもジャ ズ史に残る素晴らしいソロを吹き、
ヘレン・メリルの人生最高パフォーマンスの記録をサポートしていま す。

編曲を担当はクインシー・ジョーンズが担当。

当時21 歳、新進気鋭、まだその実力が広く知れ渡っ ている存在ではなかったのですが、
既成概念を打ち破るような素晴らしいアレンジが所々に示されて いて、それは今日の彼を物語るようです。

 そうした見事なコラボレーションが、
いまだに聴き続けられている名目「ユード・ビー・ソー・ナイス・ トゥ・カム・ホーム・トゥ」を誕生させました。

クリフォード・ブラウンのトランペット・ソロは
後生にまで語り継 がれる名演として残されています。

中心人物3人はそれぞれ20 代前半でしたが、
この円熟味!50 年 代ジャズ・シーンのエネルギー、
創造性の源がここにあるように思えます。

「ユード・ビー・ソー・ナイス …」だけが注目されてはいますが、
ここでのヘレン・メリルはどのトラックも素晴らしく、
選曲も抜群です。

まず「ドント・エクスプレイン」で軽く肩慣らしをしているうちに
2曲目で真打ちが登場。

次のバラード「ホ ワッツ・ニュー」は
彼女以上にピッタリした歌声はなく、
「イエスタデイズ」もしっとりとした表情が声と相乗 効果をあげ、
そして「スワンダフル」の躍動感。

同じくBOXに入っているアニタ・オデイの「スワンダフ ル」と聴き比べて見るのも楽しいでしょう。   



ヘレンのみずみずしい歌声は聴くたびに心を捉える   
 
 「ホーンライクでありながら、
日本人好みの“哀愁の美”に通じる
ブルージーな情緒の良さがハスキー でチャーミングなヴォイスによって発揮され、
聴き手のハートをとらえてしまう。
彼女にマッチングするス タンダードが選ばれているし、
クリフォード・ブラウンのトランペットが、これまた見事。
クインシー・ジョー ンズの編曲の上手さも光る。」

(完全新版モダン・ジャズ500』)

 

「ユード・ビー・ソーナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥの名唱は
ヘレンの名を一躍有名にした。クリフォー ド・ブラウンは
そこでのソロが有名だが、これに劣らぬ名演がイエスタデイズでも聴ける。
まさにこれらの 曲での彼は
もう一人の歌い手のようにプレイしている。
25 歳のヘレンのみずみずしい歌声は聴くたび に心を捉える。」

(『ヴォーカリスト334』)

 



◆Super Audio CD ハイブリッドの音質  

 エマーシー・レーベルは安定した音質を供給してくれていますが、
今回のSuper Audio CD ハイブリッド盤は
デフォルメを排除し、整然とソフィスティケートされたサウンドにまとめ上げられています。

マイ クに近いヘレン・メリルの歌声は極めて艶っぽく、
クリフォード・ブラウンのトランペットは音を浴びていた マイクが想像できるような生々しさ。

強音時の歪みもかなり抑えられ、
音楽的な快感を呼び起こさせら れる情緒たっぷりの落ち着いたサウンドが、
ディスクからそのまま伝わってきます。

 



■収録曲

1.ドント・エクスプレイン

2.ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ ホーム・トゥ

3.ホワッツ・ニュー

4.恋に恋して

5.イエスタデイズ

6.ボーン・トゥ・ビー・ブルー

7.スワンダフル

 

ヘレン・メリル(vo)/

クリフォード・ブラウン(tp)/

ダニー・バンクス (bs、fl)/

ジミー・ジョーンズ(p)/

バリー・ガルブレイス(g)/

ミルト・ ヒントン(b)/

オスカー・ペティフォード(b)/

オシー・ジョンソン (ds)/

ボビー・ドナルドソン(ds)/

クインシー・ジョーンズ(arr、 cond)

 

[録音]1954 年12 月22 日、24 日 モノラル ニューヨーク

 

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰
(エソテリック 株式会社)

[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家
(ビクタークリエイティブメディア株式会社、マスタリング センター)

[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]野沢龍介 油井正一

[企画・販売]エソテリッ ク株式会社

[企画・協力]東京電化株式会社













 



WALTZ FOR DEBBY
MONICA ZETTERLUND
with BILL EVANS

ESSO-90148




今回のボックスセット6枚中5枚は
LP 黎明期ともいえる50 年代中期の録音ですが、
本作だけ少し時 代が進んで1964 年8 月、
ジャズが新たな激動の時期に入っていた頃の
ヨーロッパからの1枚です。

1ヶ 月前には日本でもマイルス・デイヴィスが公演し、
モード手法を駆使した新しいサウンドを披露、
年末 のニューヨークではジョン・コルトレーンが
それまでの集大成ともいえる作品『至上の愛』を
レコーディン グしています。

一方、その前年の63 年末にはリー・モーガンが『サイドワインダー』を、
翌年の65 年に はラムゼイ・ルイスが
大ヒット曲『ジ・イン・クラウド』を発表、
ジャズ・ロックという世界が確立し、
誰もが楽 しめるサウンドが流行しはじめたのもこの頃でした。
ここで協演しているビル・エヴァンスも
60 年代前半に転換期を むかえていました。

朋友、ベーシスト、スコット・ラファロが交通事 故でこの世を去り、
絶妙のインタープレイによるトリオが必然的に 解散に追い込まれたのが61 年。

それからは、自己のトリオによる レコーディングが行われない時を過ごしていたのです。

63 年にな り、
チャック・イスラエル(b)、ラリー・バンカー(ds)によるトリオを結 成し、
やっと自己のトリオでレコーディングを行うなど活動を再開、
そしてヴァーヴ・レーベルに移籍、
久々にトリオによるジャズに専 心できる足固めができたのが64 年だったのです。

そして軌道に 乗りだしたその年の夏、
ストックホルムに出向いたビル・エヴァン ス・トリオは
スウェーデンの美しい歌手と邂逅したのです。

 モニカ・ゼタールンド(1937-2005)は
スウェーデン、ハーゲフォ ルス生まれ。
父親がサックス奏者、母がベーシストの両親を持つ 歌手、女優です。
50 年代からヨーロッパで歌い、ニューヨークを中心とした
アグレッシヴなスタイルやジャズ・ロックのような
ポピュラーに特化したサウンドに興味を惹か れるというよりは、
オーソドックスなジャズをベースに
表現を深めることに専心するタイプでした。

その姿 勢がビル・エヴァンスの方向性と一致したのでしょうか、
ここでは素晴らしいバランス感覚で両者が向か い合い、
実にインティメイトな音楽が展開されています。

モニカはビル・エヴァンスのモダンで洒落てはいるものの、
多少難解さも含むバッキングもどこ吹く風。

 自らのペースを崩すことなく、
淡々と、かつクールに情緒、情感を巧みに織り込んでいきます。

新感覚 のピアノ・トリオ演奏を背景に、
自由に楽しく、そして少し主張も交えて対峙している
彼女のジャズ感覚 をベースにして、
北欧らしいクリーンでクールなジャズ・ヴォーカル・アルバムに仕上がっています。

ス ウェーデン語で歌われるビル・エヴァンス作の
「ワルツ・フォー・デビィ」は実に魅力的です。
 



「ワルツ・フォー・デビィ」は原曲の雰囲気を
そのまま生かしたリリカルな歌唱
 
 
 
 「ナチュラルでスマートな歌い方がなかなか魅力的なシンガーだ。
このアルバムからは、すがすがし い色気のようなものが感じとられる。
加えてアルバムの価値をいっそう高めているのは、
バックにビル・ エヴァンス・トリオが参加していることだろう。

タイトル曲では有名なエヴァンスのオリジナルで、
ゼッテル ンドは原曲の雰囲気をそのまま生かしながら、
リリカルに歌っている。哀愁を帯びた美しいスウェーデン 民謡も3曲含まれている。」

(『ヴォーカリスト334)』





◆Super Audio CD ハイブリッドの音質  

 元来のヨーロッパ録音らしく、
強い主張が少なく端正なサウンドですが、
Super Audio CD ハイブリッ ド化により音楽の内容が
より身近に感じるようになりました。

不用意にテープのヒスノイズを処理すること なく、
音のクオリティを重視した正攻法のマスタリングが施されています。

中央に定位するヴォーカルは、 その存在感が一層際だち、
ピアノ、ベース、ドラムスどれもが
定位、音それぞれがクリアになっています。

ビル・エヴァンスの繊細な、
かつ撓る鋼のような柔軟性のある力強いタッチが表現も素晴らしいし、
ベー ス、ドラムスともにデフォルメなく、バランス良好。

ピアノ・トリオ録音としても
上々のサウンドに仕上がって います。

注目のトラック5「ワルツ・フォー・デビィ」では
ピアノのくっきりした音色に対し
ヴォーカルはス ピーカーの前に立っているかのようにリアル。

声が豊かになり、立体感も出てきています。

スウェーデン 語の洒落たニュアンスによる
韻が心地よく耳に入り、
ドラムスが加わってからの
スウィング感もストレート に伝わってくるのは、
ヒス以外のノイズ処理によるもの。

聴けば聴くほどに味が出てくる
Super Audio CD ハイブリッド盤といえるでしょう。 






■収録曲

1.降っても晴れても

2.ビューティフル・ローズ

3.ワンス・アポン・ア・サマータイム

 4.ソー・ロング・ビッグ・タイム

5.ワルツ・ フォー・デビィ

6.ラッキー・トゥ・ビー・ミー

7.悲しい風

8.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー

9.サム・アザー・タイム

10.イン・ザ・ ナイト

 

モニカ・ゼタールンド(vo)/

ビル・エヴァンス(p)/

チャック・イスラエル(b)/

ラリー・バンカー(ds)

 

[録音]1964 年8 月29 日 ステレオ ストックホルム

 

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰
(エソテリック株式会 社)

[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家
(ビクタークリエイティブメディア株式会社、マスタリングセン ター)

[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]野沢龍介 岩浪洋三

[企画・販売]エソテリック株 式会社

[企画・協力]東京電化株式会社