SACD ハイブリッド

ESOTERIC30周年
& ソフト制作10周年記念盤

圧倒的な音楽表現力が

聴き手を別世界に誘う。

繊細さとダイナミズムが共存した

凄まじいまでの気迫。  

 
BEETHOVEN & CHOPIN

エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)

 

限定3000枚

価格:3,143円(税別)
ESSO-10002[SACD Hybrid]
DSD MASTERING
Super Audio CD層:2チャンネル・ステレオ[マルチなし]
美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ使用

SOLD OUT!



本作品は、

ESOTERIC創立30周年と

ソフト制作10周年を記念し、

ESOTERICと、オクタヴィア・レコードが

協同制作したアルバムです。

 

高音質追求に徹し、

ピアノ録音の頂点を目指しました。

 


エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)  

1959年、オビ川沿い、

シベリアの主要都市ノヴォシビルスクに

生まれたザラフィアンツは、

ブレジネフ政権に対する反抗もあり、

ソ連体制崩壊までは

国内で活動を強いられていました。

 

海外でその名が知られたのは1993年、

アメリカ、カリフォルニア州パサデナで行われた

ポゴレリチ国際コンクールで準優勝してから。

すでに30代半ばになっていました。

 

以降、世界各地で公演活動を行っています。

親日家でもあり、日本での公演も数多くあります。

 

その繊細な表現は実に音楽的。

一方、その弱音を生かすための

力強い打鍵も魅力の一つとされている

オールラウンドな演奏家です。

 

レパートリーも幅広く、

スカルラッティ、J.S.バッハから

古典派、ロマン派はもちろん、

スクリャービン、ラフマニノフまでを

カヴァーするほどです。

 

 ■ピアノを無理なくたっぷり鳴らす絶妙なタッチを駆使…

ショパンに示された歌心に溢れる入魂の表現!

(ムジカ・ノーヴァ誌 2012年 コンサート評より)

 

■旋律線をたっぷりと歌い上げ、

音の色遣いや響きの遠近感、

そして速度に至るまで極めてこまやかに設定し、

会場を圧倒的なファンタジーに包み込む…

壮大なスケールで音楽を捉え、

彼自身の客観的でストイックなスタンスは、

作品の崇高さを引き出すのに大いに貢献している。

 (音楽の友誌 2012年 コンサート評より)

 

今回は、昨年2016年に行っていた

公演での主要ピースでもある、

ベートーヴェンのピアノ・ソナタと

ショパンのスケルツォ、バラードが

ラインアップされていて、

これはまさに彼としても

ここ数年の音楽的集大成ともいえる作品です。  





最高の状態を創り出しての録音が実現     

当プロデューサー、

大間知基彰の制作上の志向、

「一切の妥協を排する!」

この方針の下、

マスター・テープからのリマスター同様、

今回の新録音でも、

出来うる限り難条件をクリアして、

スタッフはレコーディングに臨みました。

 

レコーディング・アーティストが決まった後、

録音会場の選定に。

残響がきれいで、フラッター・エコーがなく、

木の質感が音楽の魅力を一層引き出す、

東京都稲城市「iプラザ・ホール」が選ばれました。

 

ホールには常設のスタインウェイ、

コンサート・グランドD-274がありますが、

より良いピアノを求め、

クリスティアン・ツィンマーマン氏が

ドイツでセレクトした同社同モデル

(2000年代初期に製造された

同社150周年記念モデルNo.562364)を

特別に取り寄せました。

 

レコーディング・エンジニアは、

オクタヴィア・レコードの江崎友淑氏。

マイク・ケーブルの選定から、

各種機材のカスタマイズまで、

高音質録音におけるオーディオ的な感性は、

ESOTERICとも共通点が多く、

今回最高の音質を提供してくれました。

江崎氏は、レコーディングで常駐していただいた

ピアノ調律師、足立脩氏と

終始話し合いを持ちながら、

鍵盤のタッチを調整し、

ザラフィアンツの指先から

最上のサウンドを引き出すことに

成功しています。




2つの異なるマイク・セッティングによる

拘りのDSD録音(Super Audio CD層、ショパン2曲)
  
 

収録は、

2つの異なるマイク・セッティングで行われました。

 

一つはオン・マイク・セッティングです。

これはザラフィアンツの優れた美点とされる繊細さ、

そしてその対極に存在する圧倒的な力強さという、

2つの表現の間に生じる驚異的な

ダイナミズムを直接体験していただこうという

趣旨でセットされたものです。

彼の指から鍵盤を伝わり、

それがアクションを通して弦を叩き出す

そのリアリティを実感していただこうというもので、

ピアノの近くにマイクをセッティングし、

ありのままのサウンドを収録しています。

 

もう一つはオフ・マイク・セッティングです。

ピアノからはやや離れた位置にマイクを置き、

客席にもセットしたホールの

アンビエンスを取り込むマイクともども、

コンサート・バランスをねらったセッティングです。

この2つのパターンで収録したサウンドを、

Super Audio CD層に収録しました。

同質のクオリティによる

2つの異なるサウンドをお楽しみください。

 

収録にあたっては、

ステージの床からマイク・ケーブルに伝わる

振動を隔絶するための音響対策、

マイク・アンプへの特製インシュレーターの設置、

コンバーター関係の音響対策、

ケーブル類など、今までのディスク制作と

同質の詳細な処理を行っています。

 




収録曲について     

 ■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番

嬰ハ短調《月光》作品27-2

 

1801年、独自性と発揮した

創作活動を行いはじめた、その初期の作品です。

楽章ごとにテンポの早さは増し、

有名な第1楽章から第2楽章までは、

終楽章への序奏とも考えられ、

情熱、感情の激流を示す第3楽章へ向けての緊張感、

昂揚をザラフィアンツがどのように演出するか、

またそれをサウンドがどのように捉えているか、

チェックポイントは多岐にわたります。

 

■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番

 変ホ長調《告別》作品81a

 

交響曲第5番《運命》、

同第6番《田園》を書き終え、

交響曲第7番が完成する間の1810年、

ベートーヴェンにとって40歳を迎える

時期に作られたピアノ・ソナタです。

30代の血気盛んな所謂「傑作の森」と賞された

数々の名作を生んだ時期を過ぎ、

円熟の境地に達しようとする頃の作品で、

より一層の複雑な音楽構造にも注目がいく作品です。

第1楽章冒頭の主題音型3音が

各楽章に顔を出しますが、

この音型のニュアンスの変化を

ザラフィアンツがどう解釈し、

どういう演奏を展開するか、

ここが聴きどころとなります。

 

■ショパン:バラード 第1番

ト短調 作品23

 

物語風の音楽表現といわれているバラードですが、

ショパンはここで自らの資質を存分に発揮します。

さまざまな楽章を自由に配しながら

リート、ソナタ、ロンド、変奏曲といった

種々の要素を集約した音楽空間を展開し、

ピアノ作品の一大頂点を創り上げました。

これはピアニストの実力が

あらゆる面で試される作品でもあります。

ザラフィアンツの素晴らしい力量、

それを余すことなく捉えたサウンドを

満喫していただきたい仕上がりです。

 

■ショパン:スケルツォ 第1番

作品20,第2番作品31

 

本来は「冗談」を意味する言葉“スケルツォ”に

ショパンは独自の形式を生み出すことで、

極めて深刻な内容を盛り込んでしまいました。

楽曲の意味する、本来の楽しさと、

ショパンの意図、

その相反するイメージの異なった表現…、

ユーモア、いたずらっぽさを超えて漂う悲しさ、

寂しさを奏でる表情を音から味わってください。

 


■収録曲

 


[録音] 2017年1月24, 25日

東京・稲城市 iプラザ・ホール

 

[プロデューサー] 大間知基彰

(エソテリック株式会社)

 

[エンジニア] 江崎友淑

(株式会社オクタヴィア・レコード)

 

[調律] 足立脩

[解説] 野沢龍介

[企画・販売] エソテリック株式会社