TAKATSUKI
(高槻電器工業)
真空管メーカーが作った
真空管アンプ「Made
in JAPAN」
2010年、それまで途絶えていた国産オーディオ真空管を
三極真空管「TA-300B」として復活させた高槻電器工業。

その製造過程で培われた日本のものづくり技術と
オーディオの固定観念に縛られない自由な発想が融合することで、
TA-300Bのための究極の
シングルパワーアンプ「TA-S01」が誕生しました。

真空管 TA-300B
ステレオ・シングル・パワーアンプ
TAKATSUKI 「TA-S01」
価格: 2,200,000円(税込)
出力: 8W+8W
アンプ形式:3段増幅構成 300Bシングルアンプ
使用真空管:TA300B×2、TA274B×1、12AU7×4
出力トランス: タムラ製 F-2007A
アルミ削り出し 重厚ボディ
W439×H240×D301mm(突起部含まず)、約28kg


一般的なイコライザー機能とは全く異なる、
より音色の好みを追求できる
3つの音質調整機構を搭載。

<Harmonic Content>
高調波成分を調整し、音色の深みを5段階切り替え
<Coupling / Bypass capacitor>
段間コンデンサ2種×バイパスコンデンサ2種により
音色を4段階に切り替え
<Bypass Power
capacitor>
低域の再現性を調整し、低音の響き方を8段階で切り替え

<TA-S01 詳細>

電圧増幅段は、出力インピーダンスを低くするために
SRPP回路による2段増幅としました。
これによって、一般的に駆動するのが難しい
300Bという三極出力管を余裕をもって駆動し、
その性能を十二分に引き出しています。
また、B電源の平滑用コンデンサの容量を削減することで、
低域の再現性を向上させました。
このことは、音質のメリットと相反するように、
B電源に含まれるリップル量が相対的に多くなる
リスクを生じさせることになりますが、
300Bのフィラメント部のハムバランス回路だけでなく、
電圧増幅管の交流で駆動しているヒーター部にも
ハムバランス回路を採用するなどの施策を積み重ねることで、
実用上問題のないレベルまでハムノイズを抑えました。
さらに、平滑用コンデンサを削減した回路構成においても
満足な性能を発揮させるために、
電源トランスは、一般的なステレオ・シングルアンプの
約2倍の出力を持つ、
タムラ製PC-3004Aを使用しています。

音質調整機構の回路には
多くのパーツを使用していますが、
回路規模の肥大化が引き起こす
本体サイズへの影響を避けるために、
主に音質調整機構の回路をプリント基板に集約しました。
さらに、長期間安定した品質を維持できるよう、
発熱部品は基板の裏に、
熱を嫌う電解コンデンサ類は発熱部品から離すために
基板の表に配置しました。
また、電源スイッチは、
接続端子を併せて背面に集約し、
回路構成に極力干渉しないレイアウトにすることで、
音質への悪影響を最大限回避するように配慮しました。

TA-S01を構成するパーツは、
精度や音質の上でクオリティが高く、
最適な性能のものを厳選しました。
TA-300B本来の魅力を存分に
ご堪能頂くため、基本回路には
あえて産業用のコンデンサなどを使い、
音色への余分な色付けを排することを心がけました。
その上で、音質調整機構の回路に
オーディオ向けのパーツを用いることで、
ユーザーの手で好みの味わいを加えられるようにしました。
ソケットのピンには接触抵抗が低く
高精度な削り出しパーツを採用し、
ロータリースイッチは操作感を統一するために
あえて接点数の同じもので揃えるなど、
音質だけにとどまらず、細部の使い心地に至るまで
高いクオリティを追求しました。

基板と配線を包み込む本体は、
アルミ削り出しの重厚ボディ
アルマイト加工によるマットな表面仕上げ
持ち運び時に
重心が不安定になりがちなパワーアンプのために、
デザインのアクセントでもある
持ち手が安定・安全に寄与します。

高槻電器工業の真空管は、
日本国内で造られた部品を90%使用し、
生産は100% 「Made in JAPAN」です。
さらにガラス加工以外は全て社内生産しています。

真空管に使用しているガラスは、
鉛を含まない環境にやさしい
コバールガラスを使用。
従来の真空管用ガラスに比較して熱にも強く、
常用で300℃の耐熱性を十分に確保しています。
プレートは国内の金属メーカーに3種類の金属を重ねて
圧延するところからオーダーし、
専用の金型でプレスしています。
スプリングは、
厳選したタングステン線を
国内のスプリングメーカーで制作して
一本一本検査されたものです。
マイカは国内では、ほとんど産出されない為に
インド産のルビーマイカと称される
品質の高いマイカをオーダーメイドしています。
フィラメント心金は、
純度の高い真空用Ni薄板から
特殊な方法で切り出し、不純物がほとんどない、
耐熱性にも優れた素材を使用しています。
グリッドは
直径の精度を±1μm以下に管理。
グリッドを巻く装置は自社製で、
社内で加工して検査の上で使用しています。
真空管でもっとも重要な電子を放出する
酸化物の原料は国内有数のメーカーより供給を受け、
社内のノウハウを合わせることで
高信頼性・長寿命を達成しています。

TA-S01に搭載されているTA-300Bは、
グリッドをタングステン線から金線に、
ガラスは「なで肩」形状から「いかり肩」形状に変更した
リニューアルバージョンを搭載しています。

高温になる真空管との接触を防ぐ、ボンネット付属
<TA-S01 仕様>
出力: 8W+8W
入力端子: RCA 2系統(Direct/ACカップリング)
入力インピーダンス:100kΩ
出力インピーダンス: 4、8、16Ω(選択式)
アンプ形式:3段増幅構成 300Bシングルアンプ
使用真空管:TA300B×2、TA274B×1、12AU7×4
出力トランス: タムラ製 F-2007A

アッテネーター
音質調整つまみ(3種類)
バイアス確認つまみ(左右のバイアス値 確認用)
300Bのバイアス電流確認メーター
バイアス調整つまみ(出荷時に調整済み)
ハムバランサー(60Hz/120Hzハムノイズ)調整つまみ(出荷時に調整済み)
NFB切り替えスイッチ(ダンピングファクターの調整)
寸法:W439×H240×D301mm(突起部含まず)
重量 約28kg
※仕様および外観は、改良のため
予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
真空管
「Made
in JAPAN」
高槻電器工業の真空管は、
国内製の部品を90%使用し、
生産は、100% 自社工場で完結しています。
製造行程での品質管理には、シビアな管理ポイントを設定。
最終検査では
較正された計測機器を用いて計測を行うことで、
外観においても計測数値においても
確かなクオリティに到達したものだけを出荷しています。

出力真空管
TAKATSUKI 「TA-300B」
ペア価格: 209,000円(税込)
選び抜かれた素材、厳格な品質管理、
国内の自社工場で
ひとつひとつ丁寧に組み上げる妥協の無い拘り、
唯一無二の国産メーカーだから出来る
究極の真空管クオリティ。
ガラス管を通して光る真空管の灯、
大人の贅沢な音を、
どうぞ存分にご堪能ください。
タイプ
ST 型真空管
品名
TA-300B
型式
直熱3 極管
フィラメント電圧/ 電流
5V/1.2A AC またはDC
最大プレート電圧
450V
最大プレート電流
100mA
最大プレート損失
40W

整流器
TAKATSUKI 「TA-274B」
1本 価格: 110,000円(税込)
唯一無二の国産メーカーだから出来る
究極の真空管クオリティ
パーツ/加工/真空度/品質管理にこだわり抜いた、
唯一の国産オーディオ真空管メーカーの名に恥じない
高信頼性・高精度な真空管を実現いたしました。
タイプ
双二極管
型式
直熱双二極管
フィラメント電圧/ 電流
5V/2A AC
最大プレート電圧
660V/ プレート毎
最大DC 出力電流
225mA
最大過渡電流
2.5A 20msec 以内
ピークプレート電流
700mA/ プレート毎

整流用双二極管
(4ピンUXベース)
TAKATSUKI 「TA-274A」
1本 価格: 110,000円(税込)
TA-274A
(TA-274Bモデルの4ピンUXベース仕様)
完全受注生産モデル
受注後2週間から1ヶ月で納品いたします。
唯一無二の国産メーカーだから出来る
究極の真空管クオリティ
パーツ/加工/真空度/品質管理にこだわり抜いた、
唯一の国産オーディオ真空管メーカーの名に恥じない
高信頼性・高精度な真空管を実現いたしました。
タイプ
双二極管
型式
直熱双二極管
フィラメント電圧/ 電流
5V/2A AC
最大プレート電圧
660V/ プレート毎
最大DC 出力電流
225mA
最大過渡電流
2.5A 20msec 以内
ピークプレート電流
700mA/ プレート毎

出力真空管
TAKATSUKI 「TA-2A3」
ペア価格: 187,000円(税込)
唯一無二の国産メーカーだから出来る
究極の真空管クオリティ
パーツ/加工/真空度/品質管理にこだわり抜いた、
唯一の国産オーディオ真空管メーカーの名に恥じない
高信頼性・高精度な真空管を実現いたしました。
タイプ
ST型真空管
型式
直熱3極管
フィラメント電圧/ 電流
2.5V/2.5A (ACまたはDC)
最大プレート電圧
300V
最大プレート損失
15W
動作特性
プレート電圧
250V
グリッド電圧
-45V
プレート電流
60mA
「Made in JAPAN」
圧倒的なクオリティの 国産オーディオ真空管

高槻電器工業の
真空管に使用しているガラスは、
鉛を含まないコバールガラスを使用。
従来の真空管用ガラスと比較して熱にも強く、
常用で300℃の耐熱性を十分に確保しています。
又、貫通線は従来ジュメット線を使っていましたが、
コバールガラスと熱膨張係数がほぼ同じコバール線を使用して
真空漏れを防止しています。
自社工場で生成されたガラスの厚みは約1mm。
バラつきのない高い精度で製造しています。
プレートは
国内の金属メーカーに3種類の金属を
重ねて圧延するところからオーダーし、
専用の金型でプレス。
組み立ては、
300Bと2A3では8カ所のカシメと20カ所の溶接、
274Bでは10カ所のカシメと16カ所の溶接によって強度を高め、
プレート幅の測定には、
自社製のレーザー式寸法測定器を使用し、
誤差の解消に努めています。
TA-300B、2A3で使用しているスプリングは、
厳選したタングステン線を用いて
国内のスプリングメーカーで製作し、
一本一本検査されています。
国内でほとんど産出されないマイカは、
インド産のルビーマイカと称される
品質の高いマイカを
オーダーメイドしています。
フィラメント心金は、
不純物がほとんどなく耐熱性にも優れた
真空用Ni薄板から特殊な方法で切り出しています。
その形状は熱が逃げるのを防止し、
均一に発熱するように設計されています。
電子を放出させるための酸化物の原料は、
国内有数のメーカーより供給を受けています。
長期間にわたって安定した高いエミッションを得るために、
半導体・電子機器の製造で培われた、
精密で高度な技術力が活かされています。
グリッドは厳選されたタングステン素材を
ダイス引きよりオーダーしており、
その直径の精度は±1μm以下に管理。
さらなる品質向上を求め、
金メッキ加工を施しました。
真空管の上部のマイカには、
製造密番がレーザーで刻印されています。
品質に問題があった場合、
この番号を元に製造年月日や
使用した材料などが調査できますので、
お買い上げの後も密番を確認することで
効率的に真空管の製造履歴を追跡することが可能です。